梅川風子、太田りゆ、佐藤水菜の3人が女子チームスプリントに出場し、48秒074の日本新記録を樹立した。結果は7位となったが、これまでの日本記録を0.6秒ほど更新するタイムでこの種目を終えた。
『2022世界選手権トラック』がフランス、パリ郊外のサン=カンタン=アン=イブリーヌで実施されている。初日の10月12日には、女子チームスプリントが実施された。世界各国から11チームが参戦した女子チームスプリントには、日本から梅川風子、太田りゆ、佐藤水菜の3人がチームとなって出走した。
予選(トップ8チームが通過)→1回戦→決勝/3位決定戦と勝ち進んでいくチームスプリント。
予選 日本記録に肉薄
予選は11チーム中、5番目の出走となった日本チーム。
1本目はスタートに失敗するも、2本目はスムーズにスタートしていくと、梅川が19秒755のタイムで太田に交代。
太田が更にスピードを上げて佐藤に交代し、チームのフィニッシュタイムは48秒709。日本記録にコンマ1秒に迫るタイムで予選を7位で通過した。1位はドイツ、2位はオランダ。
1回戦 日本新記録樹立もメダルには届かず
1回戦は予選2位のオランダとの対決。
日本チームはスタートから梅川が予選を上回るタイムで走るものの、強豪オランダチームは大きく日本チームを突き放してレースを進めていく。
第1走、2走と、タイムを離されていく日本は、フィニッシュ時におよそ1.5秒の差でフィニッシュ。タイムを48秒074として、それまでの日本記録(48秒612)を大幅に更新したが、メダル決定戦には勝ち進めなかった。
優勝は世界新を更新したドイツ
優勝したのは、1回戦、決勝と今大会で2回世界記録を更新したドイツチーム。1回戦では45秒983、決勝では45秒967を記録し、この日だけで2回も世界記録を更新した。
2位には中国(決勝タイムは46秒631)。ドイツは中国を大きく離して最高の形で金メダルを獲得する結果となった。
3位はオランダとの強豪対決を制したイギリス。