全日本選手権トラック。開催3日目となる28日には男子ケイリンが実施され、中野慎詞が初の個人タイトルを獲得した。

現在と過去のナショナルチームが勢ぞろいのレース

伊豆ベロドロームで2022年8月26日~29日に開催の『2022全日本選手権トラック』。大会3日目には男子ケイリンが行われた。現役ナショナルチームメンバーを中心とした7選手がエントリー。ナショナルチームでの活動時期を持つ村田祐樹、東京2020オリンピック男子ケイリン代表の脇本雄太も参戦し、全11人がエントリー。

決勝戦

決勝戦に進んだのは以下のメンバー。

中野慎詞(ドリームシーカーレーシング)
新山響平(チームブリヂストンサイクリング)
小原佑太(ドリームシーカーレーシング)
山﨑賢人(チーム楽天Kドリームス)
脇本雄太(チームブリヂストンサイクリング)
松井宏佑(チーム楽天Kドリームス)

松井、山﨑、脇本、中野、小原、新山の並びでレースはスタート。

ペーサー離脱の前に小原が位置を上げていくと、その後ろには新山がついていく。

残り3周、ペーサーが離脱し小原が先頭、続いた松井、寺崎がペースを上げると、空いたスペースに新山が収まり、レースは再び一列棒状となる。

残り2周半を前に最後尾となった中野が仕掛けていくと、3番手から山﨑も飛び出す。

山﨑は中野を連れて先頭へと出るとグングンとスピードを上げていく。

残り1周。逃げる山﨑、中野が他の選手を突き放して先着争いをする展開。

残り半周を切って中野が後ろから仕掛けると、競り合う形で最終ストレートに突入。最終ストレートで中野が山﨑をかわして先着。

中野が自身初の個人タイトルを獲得し、2022年、男子ケイリンの王者となった。2位は山﨑、3位は小原。

7-11位決定戦

メンバーは以下の通り。

太田海也(JPCA)
寺崎浩平(チーム楽天Kドリームス)
市田龍生都(中央大学)
村田祐樹(capricornis)
渋谷一斗(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)

残り3周から先行した村上を、市田が追い上げて先頭になったところで残り2周。そのまま市田が先頭で進むが、残り半周から寺崎と太田が一気に加速していく。

内に寺崎、外に太田が並んでラストスパートに入ったが、最後に追い上げた太田が1着。

最終順位

1位 中野慎詞 ドリームシーカーレーシング
2位 山﨑賢人 チーム楽天Kドリームス
3位 小原佑太 ドリームシーカーレーシング

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中野慎詞選手コメント

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