落車もある中、寺崎浩平が全日本王者の実力を発揮して男子スプリントの優勝を遂げる活躍を果たした。
ジャパントラックカップ(JAPAN TRACK CUP)。JCFが主催する年内唯一の大会が7月28日~31日の日程で実施されている。開催2日目の29日には男子スプリントが行われた。
男子スプリントには20人が出場。日本ナショナルチームの諸メンバーのほか、元ナショナルチームで現日本記録保持者の脇本雄太、ジュニアの中石湊のほか、ナショナルチームだが普段はチームスプリント第1走に専念している長迫吉拓もエントリー。
予選:200mフライングタイムトライアル
「自己ベストは9秒72で、9秒6くらい欲しいなとずっと言ってるんですが、壁を乗り越えられてない状況です。ベストタイムではなかったんですけど、今日出せる力は出せたと思います。今日の予選での課題は、ジャパントラックカップⅡで改善できたらと思います」
なおジュニアから参加している中石湊(函館大谷高等学校)が、10.171でジュニア日本記録を更新、長迫吉拓は10.432で予選は19位で敗退した。
「大きな目標は金メダルだったんですが、今回自己ベストを0.3くらい更新したことで、少しでもそれに近づけて良かったかなと思います。初めてエリートに混じって走る機会をいただいたので、良い経験だと思ってあと2日間頑張っていきたいです。ジュニアだけの試合より気合が入ります。
新田さんに、しかも1対1で指導していただいていて、こんな良い機会はそうそうないと思っています。しっかり吸収して、この大会を通じて成長していきたいです」
「初めての個人種目の公式戦でした。10秒2くらい出るかなと思ったけど出なくて、悔しかったですね。僕の目標はここではないけれど、ここが速くなれば僕の目標であるチームスプリント1走にも活きてくると思うので、練習していきたいと思います」