7月28日(木)から31日(日)にかけて伊豆ベロドロームにて開催される『2022ジャパントラックカップ I / II』。国内で開催される、2022年シーズン初の国際大会だ。
本大会は有観客での実施となり、現地で観戦することができる。さらに大会全4日間の生中継も、More CADENCEの公式YouTubeチャンネルにて視聴可能だ。
そこでより大会を楽しむために、注目ポイントをご紹介。
今回は、計2種目が実施される短距離種目のうち「ケイリン」にフォーカスしていく。
世界2位がようやく伊豆ベロドロームへ
2021年10月にフランスにて開催された『2021世界選手権トラック』に出場し、女子ケイリンにて銀メダルを獲得した佐藤水菜が『2022ジャパントラックカップ』に出場予定。
世界選手権へ初出場した佐藤は、ケルシー・ミシェル(カナダ)やシェーン・ブラスペニンクス(オランダ)、マーサ・バヨナ(コロンビア)など、強豪揃いの女子ケイリンにて見事準優勝。日本人女子短距離選手初の快挙を成し遂げた。
佐藤はその走りが評価され、2021年に初開催となった『UCIトラックチャンピオンズリーグ』への招待を受け、世界最高峰の選手が集結する本大会への出場を果たした。
その代わり、伊豆ベロドロームで2021年12月に開催され、トラックチャンピオンズリーグと日程が被ってしまった『2021全日本全主権トラック』には出場できなかった佐藤。
『2022ジャパントラックカップ』は、世界選手権・女子ケイリンでの銀メダル獲得以降、佐藤が初めて出場する国内開催のトラック競技大会となる。
2022年シーズンのケイリンでは、5月に開催されたネーションズカップ第2戦(ミルトン)にてケルシー・ミシェル(ミルトン)に次ぐ銀メダルを獲得。6月のアジア選手権では見事優勝を果たした。
『2022世界選手権トラック』女子ケイリンの「大陸チャンピオン枠」を獲得し、同大会での優勝を目指しリベンジに燃えている佐藤が、伊豆ベロドロームに凱旋し、どんな走りを見せてくれるのか期待したい。