レースレポート
レースが始まるとテンポ良くポイントを積み上げていったのはミルザ アル モハマディ(UAE)。一方兒島は中盤までポイントを得ることが出来ずに苦しい展開となる。中盤から終盤にかけて兒島、ミルザ アル モハマディ、キム・ユロ(韓国)が2回メイン集団を追い越し40ポイントを獲得すると、3人でメダルの色を争う勝負となった。
序盤にポイントを積み上げたミルザ アル モハマディと兒島の差はラスト30周のポイント周回を経て12ポイント。ここから兒島がじわじわと追い上げていくが、キム・ユロはスコアを動かすことが出来ない。
ラスト20周のポイント周回では兒島が2ポイント、ミルザ アル モハマディが1ポイントを獲得。
ラスト10周のポイント周回で兒島が5ポイント、ミルザ アル モハマディが1ポイントを獲得。
勝負は最後のポイント周回を残し、ミルザ アル モハマディが65ポイントでトップ、兒島が58ポイントで暫定2位、キム・ユロが51ポイントで3位。最終周回では1着に10ポイントが与えられるため、兒島には逆転優勝の可能性が残る。
しかし、ここからミルザ アル モハマディの徹底マークにあった兒島。ミルザ アル モハマディを振り切ることができずに走っていると、最終周回前に後方からキム・ユロが全力で先頭へと躍り出てしまう。キム・ユロはそのまま1着でフィニッシュし10ポイントを加算。
アジア選手権トラック2022🇮🇳男子ポイントレース
兒島直樹選手が3位となった、フィニッシュシーンの映像が届きました!
大会の模様は後日SPEEDチャンネルでも放送予定です。 pic.twitter.com/60NHmzaep1— More CADENCE (@MoreCadence) June 22, 2022
そして兒島をマークしていたミルザ アル モハマディが4ポイント、兒島が2ポイントの加算となり、兒島は表彰台のトップに上がることは出来ず。
優勝はミルザ アル モハマディ。2位には最後に10ポイントを加算して兒島を抜いたキム・ユロ、そして兒島の最終成績は3位となった。
順位 | 国 | 名前 | ポイント | |
1位 | UAE | ヨセフ・ミルザ アル モハマディ | MIRZA AL HAMMADI | 69 |
2位 | 韓国 | キム・ユロ | KIM Euro | 61 |
3位 | 日本 | 兒島直樹 | 60 |