全4種目中、全ての種目で1位と完璧なレースをした今村が男子オムニアムのアジア王者となった。
『アジア選手権トラック2022』はインドのニューデリーで6月18日~22日の日程で開催している。大会3日目には男子マディソンが行われた。今回のエントリー数は10人。日本からは今シーズンのベルギー遠征(CL1)でこの種目の優勝、UCIネーションズカップ第1戦のマディソンで銀メダルを獲得している今村駿介が出場した。
第1種目:スクラッチ
集団が固まって迎えた終盤、残り2周を前に今村が集団の先頭になって加速していく。
外からは韓国、そしてインドネシアの選手と今村をかわそうと仕掛けてくるが、今村は他の選手を寄せ付けずに疾走。最後は集団を置き去りにして単独フィニッシュした。
第2種目:テンポレース
逃げ集団などが作られることもなく、スローなペースで展開されたレース。今村は主に集団の前方に位置取り、合計13ポイントを獲得。
2位だったシン・ドンギン(韓国)の6ポイントに大きく差をつけて、この種目でも強さを見せる形となった。
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