成長時期に合わせたトレーニングとは?
トラック競技のコーチングガイド 動画版が、6月9日(木)から13日(月)にかけて、MoreCADENCEのYouTubeチャンネルにて公開されている。
タイトルは、『自転車競技指導マニュアルを活用したコーチングガイド 若年層・初心者編 動画版』。フランス自転車連盟のサイクルスクールガイドに基づき作られたマニュアルを、各専門機関監修の元、公益財団法人JKAが編集を行い作成した。
第2回目となる「チャプター②&③基本のポジション、若年層における成長およびスポーツ活動推進」では、初心者向けの乗車ポジションやフォームについて、また、若い選手の成長時期に合わせた適切なトレーニング方法を、前回に引き続き日本サイクルスポーツセンターの野田尚宏コーチが解説。
子供と少年の成長期を、神経系の発達が大きく見られる「神経型」、心肺機能の発達が見られる「一般型」など計4つに分けた「スキャモンの発育曲線」を元に、それぞれの時期にはどのようなトレーニングが適切かを教えてくれる。
成長時期に合わせたトレーニングは、身体や精神に負荷がかかりすぎることを防ぎ、怪我の防止はもちろん、選手が競技を楽しむことにもつながる。若い選手が長く競技を続けていく上で、大変重要なテーマだ。
「成長や体の発達には選手により個人差があるため、コーチはその時々の選手の状態を注意深く観察することも重要」と野田コーチは語る。
長期的な視点を持ち、選手が長く競技を続けられるように指導するのも、コーチとして大事な役割なのだろう。
『自転車競技指導マニュアルを活用したコーチングガイド 若年層・初心者編 動画版〜チャプター②&③基本のポジション、若年層における成長およびスポーツ活動推進』は6月10日(金)19時公開だ。