梶原悠未のネーションズカップ第2戦、最初の出場種目となったスクラッチでは、僅かに表彰台に届かず4位の結果を残した。男子は窪木一茂が出場し、アタックが繰り返されたレースで20位となった。
カナダ・ミルトンで行われているUCIトラックネーションズカップ第2戦、大会2日目となる5月14日にはスクラッチが行われた。
ルール:定められた距離を走り着順を競う(女子は40周10km、男子は60周15km)。
女子スクラッチ
総勢22人の選手たちが出場した女子スクラッチ。日本からは梶原悠未が出場。その他この種目の2021世界選手権であるマルティーナ・フィダンザ(イタリア)、2021世界選手権ポイントレース銅メダリストのアニータ イボンヌ・ステンバーグ(ノルウェー)などが出場した。
レースはアタックがないままゆっくりと周回を重ねていく。
動きが出たのは残り10周を切ってから。まずは中国、ウズベキスタン、メキシコの選手がアタックするが、残り6周で捕まってしまう。
直後にカナダの選手が加速すると、抜け出しを許さない集団が一気にスピードアップする。
残り4周では、梶原が後方から位置を上げて先頭となるが、残り2周でこの種目の世界チャンピオン、フィダンザが先頭となり、梶原は少し後ろで詰まったような位置に入り、勝負は最終局面へ。
最後は集団スプリントとなり、フィダンザが先頭を譲らず1着。
次いでロネケ・ウネケン(オランダ)。そして3位争いには梶原を含めた3人が横並びでフィニッシュ。3位はリリー・ウィリアムス(アメリカ)そして梶原は僅差で4位。
梶原悠未 レース後インタビュー
Q:残り4周で前に出ましたが、あの動きは作戦だったのでしょうか?
そう決めていました。自分の中で試してみたいと思っていました。
Q:そこから誰も前に出さずに行くといった考えだったのでしょうか?
あそこから更にレースを展開したかったのですが、まだまだ課題がありました。試してみたことで学んだことがあったので良かったと思います。
最近のオムニアムではスクラッチの後に順位が下の方でスタートすることが多かったですし、自分から前に出るようなレースが出来ていなかったので、自分から行けるようなレースは意識していました。