自転車トラック競技2022シーズンの皮切りとなる2つの大会に出場した窪木一茂。中でもネーションズカップ第1戦で実施されたマディソン銀メダルは、日本自転車競技界をどよめかせるものだった。

好成績を得て、5月12日からは改めてネーションズカップ第2戦に出陣する窪木。第2戦に向け、マディソン銀メダルのレースの振り返り、今後の展望を聞かせてもらった。

一番喜んだのはアノ人

Q:ネーションズカップ第1戦(グラスゴー)におけるマディソン銀メダル、おめでとうございます。今回はそれについてお話を伺っていきます。どんな気持ちでしたか?

気分は良かったです(笑)

Q:周りからの反応はありましたか?

いや……まだまだ自転車競技はマイナーだなと実感しています。

Q:大会の凄さが伝わりにくいというのもありますよね。世界選手権ならもっと反応も違うでしょうが……

僕は「ネーションズカップっていう、ワールドカップみたいなやつなんだけど」と説明しています。ワールドカップはサッカーにもあるので、大きい大会なんだと伝わればいいなと思っています。

Q:一番喜んでくれた人は誰でしたか?

チームのみんなも喜んでくれましたし、LINEとかも来ていましたが、一番喜んだ人となると……ブノワさんかなあ(笑)

ブノワ・べトゥ:昨シーズンまでは短距離ヘッドコーチだったが、今シーズンからトラックチーム全体のテクニカルディレクターに就任

Q:(笑)一番成したことの価値を知ってる人ですね!

そうそう。だから、やっぱり絶賛してくれていました。

「どうしよう」と思いながら走った

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