パリオリンピックで表彰台を目指す種目の一つ女子マディソン。古山稀絵/内野艶和で臨んだチーム楽天Kドリームスは9位という結果となった。
優勝はベルギー国際トラックミーティングでも勝利したフランスチーム。他のチームを寄せ付けない強さを見せた。
2022年4月24日はUCIトラックネーションズカップ第1戦グラスゴー大会の最終日。女子マディソンが行われ、日本から古山稀絵/内野艶和がペアを組みレースに臨んだ(チーム楽天Kドリームス)。
フランス、イタリア、デンマーク、オーストラリア、東京2020オリンピックの金メダリスト1人、ローラ・ケニーを含むチームブリーズなど18チーム36人が集まった。
マディソンのルール
マディソンは2人でチームを組んでポイントを獲得していくポイントレース(ポイントレースのルールはこちら)。
見どころはチームの選手同士が交代しながらレースを進めていくところ。交代は、相手の手か体に触れればOK。ハイスピードな展開の中で、繋いだ手を支点に、弾みをつけるように交代しながら、スピードを上げていく。女子マディソンはトラック120周、30kmで争われる。
2度の落車でチームブリーズ(イギリス)はDNF
序盤からポイントを獲得していったのはフランス、イタリア、デンマーク、チームブリーズ、オーストラリアなど強豪国と呼ばれるチーム。チーム楽天Kドリームスの選手たちは4回目、残り80周のポイント周回で2着3ポイントを獲得する。
残り60周を切ったところでチームブリーズが落車。大規模な落車ではなかったので、落車した選手たちはレースにすぐさま復帰する。 しかし残り40周を切ったところで再びチームブリーズが落車。今回はローラ・ケニーが単独で落車し、レースが中断された。
地元チームには期待も掛かっていたが、チームのペア2人が落車のダメージを受けていたせいか、チームブリーズはこの時点でDNF(途中棄権)した。 レースが再開すると、その直後に再び落車が発生。この落車には古山も含まれていたが、幸いにも直ぐにレースに復帰することが出来た。
ポイント量産のフランスが優勝
残り10周を切り、最後のポイント周回を残した時点でトップはフランス。フランスは2位のイタリアに16ポイント差をつけ、事実上の優勝を決定させる。
レースの焦点は最終スプリントによる2位、3位争い。最後はデンマークが1着、2着イタリア、3着ベルギーとなり、イタリアが2位を守り、デンマークが3位となった。
チーム楽天Kドリームスは4回目のポイント周回のあとは、ポイントを加算することが出来ず最終成績を9位とした。
大会の模様は後日スピードチャンネルにてハイライトが放送予定。
詳細は別途ご案内します。
とりあえずこれを見て!ネーションズカップ第1戦を楽しむためのリンク集