2022年5月12日から15日にかけてカナダ・ミルトンにて『UCIネーションズカップ』の第2戦が開催される。日本からは全13人が出場予定だ。
本記事では、開催概要に加え、日本からの出場選手やレース視聴方法などをご紹介していく。
大会概要
大会名
『2022 UCIトラックネーションズカップ』
第2戦の開催地
「マタミー国立サイクリングセンター」(カナダ・ミルトン)
「Mattamy National Cycling Centre」
第2戦の実施種目
第1戦に実施された種目に、スクラッチが追加されている。
短距離 | スプリント、チームスプリント ケイリン、1km/500mTT |
中長距離 | 個人パシュート、チームパシュート スクラッチ、エリミネーション オムニアム、マディソン |
参照:UCI
第1戦・グラスゴー開催の結果は以下記事でご覧いただきたい。
ネーションズカップってなに?
そもそも「ネーションズカップって何?」という方へ。
簡単にいうと「世界選手権の次に重要な大会」だ。
各グレードにおいて、スプリントやケイリンなどの個人種目で1〜3位に入賞した際に獲得できるUCIポイントは以下のようになっている。(エリートカテゴリーの場合)
世界選手権 オリンピック |
ネーションズカップ | 大陸選手権 | クラス1大会 | クラス2大会 国内選手権 トラックチャンピオンズリーグ |
|
1位 | 1000 | 800 | 600 | 200 | 100 |
2位 | 900 | 720 | 540 | 180 | 90 |
3位 | 800 | 640 | 480 | 160 | 80 |
ここに出てくる「UCIポイント」とは、国際自転車連合(UCI)の認める大会の結果に応じて選手たちに与えられるポイントのこと。よりハイグレードの大会で、より良い成績を残すことでより多いポイントを獲得できる。
このポイントの積み重ねによって上位の大会への出場枠が得られたり、オリンピックの出場枠が得られたり……単なる「世界に名を轟かす」こと以上の、実質的な重要さを持つのがこのUCIポイントなのだ。
世界選手権・オリンピックに次いでハイレベルな大会である「ネーションズカップ」は、1シーズンに3戦が実施される。この記事ではその第2戦についてお伝えしていく。
※トラックチャンピオンズリーグの場合は、シリーズ終了後に短距離部門・中長距離部門それぞれの総合順位が算出され、この順位に応じたポイントを獲得できる。そのためチャンピオンズリーグで獲得できるポイントは「レースごとのポイント」と「総合順位によるポイント」の2種類で、上記の表ではレースごとのポイントのみ表記。
参照:UCI Regulations Part 3 TRACK CYCLING 3.3.010 quater