2022年4月の『ベルギー国際トラックミーティング』より、自転車トラック競技日本ナショナルチームの競技シーズンがスタート。
この記事では5月に実施される大会の予定・概要に日本の競輪開催のスケジュールをあわせてお伝えする。
2022シーズン主要大会一覧
4月15日〜17日 | 国際トラックミーティング | ベルギー・ゲント |
4月21日〜24日 | UCIトラックネーションズカップ第1戦 | イギリス・グラスゴー |
5月12日〜15日 | UCIトラックネーションズカップ第2戦 | カナダ・ミルトン |
6月18日〜22日 | アジア自転車競技選手権大会トラック | インド・ニューデリー |
7月7日〜10日 | UCIトラックネーションズカップ第3戦 | コロンビア・カリ |
7月28日〜31日 | ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ | 伊豆ベロドローム |
8月26日〜29日 | 全日本選手権トラック | 伊豆ベロドローム |
9月13日〜16日 | 第20回アジア大会トラック | 中国・杭州 |
10月12日〜16日 | UCI世界選手権大会トラック | フランス・サン=カンタン=アン=イヴリーヌ |
5月にはネーションズカップ第2戦が開催
上記の表の通り、5月にはネーションズカップの第2戦が開催される。
ネーションズカップとは、トラックワールドカップの後継大会。世界選手権の次に高いUCIポイントが獲得できる大会だ。
UCIポイント獲得のために大切な大会
2024年のパリオリンピックにおける出場枠獲得の条件はまだ発表されていないが、東京2020オリンピックと同じであれば「UCIポイントを獲得し、世界ランキングの上位に入ること」が出場枠獲得のために必要となる。
というわけで、高ポイントを獲得できるネーションズカップはオリンピック出場を目指す選手たちにとって大事な大会なのだ。
全3戦で実施される
ネーションズカップは1シーズンに3戦、世界各地で実施されることになっている。第1戦の開催地はイギリス。トラック競技の本場・ヨーロッパということもあってか、約350人と世界選手権並みの人数がエントリーしていた。
5月の第2戦はカナダ、7月の第3戦はコロンビア。選手の負担も考えて、「どちらかというとカナダに注力したい」という思惑も容易に想像できる。
そんなわけで、各国の力の入れ具合の面から言っても、第2戦のカナダは逃したくない戦いとなってくる。
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