UCIトラックネーションズカップ。大会初日に日本チームの口火を切ったのは男子チームパシュート。結果は6位となったが、成績以上に実りのある走りとなった。『今回の結果は想定よりも良かった』そうクレイグ・グリフィンコーチは語った。

2022年4月21日UCIトラックネーションズカップ初戦がいよいよ始まった。大会初日には複数種目が実施されたが、日本チームが出場したのは男子チームパシュート(橋本英也/窪木一茂/今村駿介/兒島直樹)。

チームパシュートのルール

チームパシュート、またの名を『団体追抜き』。1チーム4人で、4kmを走る。

4人が同時にスタートし、風除けとなる先頭交代を繰り返しながらスピードを維持。3人目の完走タイムがチームのフィニッシュタイムとなる。

今大会勝ち上がり:予選→1回戦→決勝/3位決定戦

予選は各チームが走りタイムを競う。1回戦からは2チームがバンクのホームとバックそれぞれからスタートし、先にフィニッシュするか、相手チームに追いつけば勝ち。

この種目にエントリーしたのは13チーム。東京オリンピックの決勝でドラマを演出したイタリアやデンマークなども参加した。

予選 日本6位通過 ギアを上げた1回戦

日本は予選を3分57秒315のタイムで6位として、迎えた1回戦。

日本チームは序盤こそ予選と同タイムで進んでいくものの、後半にタイムを上げてフィニッシュするとタイムは3分54秒839。予選から2秒半ほどタイムを上げる結果を残したが、1回戦の中で全体の6番目のタイムとなり、決勝/3位決定戦に進むことは出来なかった。

予選結果PDF

1回戦結果PDF

決勝 フランスと地元イギリス

決勝はフランス対イギリス。レースは終始フランスがリードし、最後にはイギリスの隊列が崩れてしまったこともあり、フランスが1秒以上の差をつけて勝利。フィニッシュタイムは3分50秒267。イギリスは3分51秒638を記録した。

3位決定戦はデンマークとイタリア。この勝負は終盤にイタリアの選手が大きく遅れて隊列が乱れたこともあり、6秒ほどの大差をつけてデンマークが制した。

最終結果:
優勝:フランス
2位:イギリス
3位:デンマーク
6位:日本

最終結果PDF

レース後コメント

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