東京2020オリンピック・男子オムニアムに出場した橋本英也。自転車トラック競技中長距離種目の日本代表であり、チームブリヂストンサイクリングに所属し国内のロードレースを走り、そして競輪選手としての顔を持つ。「自転車を楽しむこと」におけるトップオブトップと言えるだろう。
2022年春よりスタートするトラック競技の新シーズンに向け、改めて橋本にインタビュー。東京2020オリンピック以降のモチベーションの変化や、新シーズンに向けた意気込みを聞かせてもらった。
2022春・主なトラック競技国際大会スケジュール
4月15日〜17日 | ゲント(ベルギー) | ベルギー国際トラックミーティング |
4月21日〜24日 | グラスゴー(イギリス) | ネーションズカップ第1戦 |
5月12日〜15日 | ミルトン(カナダ) | ネーションズカップ第2戦 |
7月7日〜10日 | カリ(コロンビア) | ネーションズカップ第3戦 |
シーズンインに向けて
Q:最近の生活はどうですか?
オリンピックの後に静岡県内で引っ越しをしました。以前よりちょっと田舎に移ったので、静かです。
Q:モチベーションはどうでしょう?
う〜ん、「スラリ」としている感じ。ギラギラして「よしやるぞ!」っていうよりは、徐々にアクセルかかってくるかなあ、という感じです。現地に行ったらテンションが上がってまた変わってくると思いますよ。
Q:東京2020オリンピックが終わってからじっくりとお話を伺うのは初になります。久しぶりの国際大会が近づいていますが……まずは2021年秋の世界選手権を振り返ってみていただけますか?
世界選手権は、正直パフォーマンス的にあまり上がらないまま挑んでしまいました。オリンピック以降にかなり調子が落ちちゃって、そのまま上がらぬまま、という感じでした。
Q:そこから改めて、新シーズンに入ります。ネーションズカップの前にはベルギーのクラス1大会にも出場しますよね。
レベルの高い良いメンバーが来てるみたいなので、どんな感じになるのかなと楽しみです。まず久々の国際大会ですし、世界選手権ほどガチガチの環境ではないと思います。
マディソンとオムニアム、エリミネーションを走る予定です。ネーションズカップ(第1戦)ではチームパシュートとマディソンとエリミネーションに出場予定になっています。
Q:クレイグコーチも「楽しみだぜ!」って感じでしたね。子どもみたいな顔してましたよ(※事前インタビューを実施)。
それが良いところですよね!選手もコーチも楽しむことが大事だと思います。
もともとローカルレースが好きなんです。観客の前で走れるのがすごく楽しみですね。ちょっと前にやった静岡のクリテリウムにはかなりお客さんが来てくれたんですが、そこで走るのがすごく楽しかったです。あれ、良かったです!
Q:盛り上がったそうですね。
はい。この先あのようなレースが増えたら面白いなと思いました。
グラスゴー(ネーションズカップ第1戦開催地)もイギリスなので、チケットもソールドアウトになるだろうし、たくさんの観客の前で走るのは本当に楽しみです。