祝100周年「UCIロード世界選手権2021」
アマチュア選手によって実施された「第1回 UCIロード世界選手権 1921」から数えて100周年となった記念すべき2021年大会。
本開催に際しUCIは、様々な観点から100年の歴史を振り返る特別動画を公開。その中には、アルカンシェルの歴史を振り返る動画も含まれていた。
この特別動画では歴代の”アルカンシェルホルダー”が、その特別なジャージについての思いを語っている。そんな彼らのコメントを最後にご紹介する。
※年齢は2022年3月10日現在のもの。エリートカテゴリーでの成績のみ参照。
エディー・メルクス(ベルギー・76歳・引退)
【世界チャンピオン歴】
ロード:ロードレース1967, 1971, 1974
「世界チャンピオンになり、その証となるジャージを12ヶ月の間着続けるというのは非常に特別なことです。どこへ行ったってチャンピオンだと見てわかますし、どんなレースでも勝利を期待されます。とても大きな責任なのです」
ジョルジャ・ブロンツィーニ(イタリア・38歳・引退)
【世界チャンピオン歴】
ロード:ロードレース2010, 2011
トラック:ポイントレース2009
「単なる軽量のジャージではなく、まるで鉄のように重いジャージを背負っているような感覚。長い間待ち望んでいた人たちは口々に『世界チャンピオンが来た』と興奮しながら言いますが、でも本当は『私はただのジョルジャ』と言いたかった時もありました」
ベルナール・イノー(フランス・67歳・引退)
【世界チャンピオン歴】
ロード:ロードレース1980
「自分が最も美しく、そして最も強い選手だと主張するためのものではありません。このジャージに袖を通したなら、『もっと、さらに上を目指せ』と自分に言い聞かせなければならないのです。
そして毎朝、誰とも違う唯一のジャージを着る。それだけです」
ジュリアン・アラフィリップ(フランス・29歳・現役)
【世界チャンピオン歴】
ロード:ロードレース2020, 2021
「敬意を払うべきジャージなんです。着ている以上、それをより輝かせるために絶対に負けたくないという気持ちになります。
“レインボージャージを着た者による絶対的な勝利”というプレッシャーから解放されるために、今すぐ勝ちたいという気持ちにかられるんです」