TOKYO2020まであと少し!
世の中は平成から令和に代わり東京オリンピックまであと500日を切っている。オリンピックでは全339種目が実施され、その中で自転車競技は22種目。その内12種目がトラック種目(男女6種目ずつ)となり、種類が多いのでルールを把握するのが難しいだろう。
スプリント
予選の200mフライングタイムトライアル、そして本戦の1対1での対戦形式で行われるレースがスプリントだ。本戦は1周250mのトラックを3周回走り、先にフィニッシュラインを通過した選手が勝者となる。
スプリントの見どころ
トップスピードでフィニッシュラインへと向かってくる迫力のあるスプリント勝負、突然スピードアップしたり、行く手を阻んだり、時には自転車がピタッと止まり顔を見合わせた選手同士から伝わる独特な緊張感、選手同士の瞬発的な駆け引きなどがこの種目の見所!
予選と本戦
予選ではフライング(助走を付けた)200mのタイムを計測する。タイムの上位の選手が本戦への切符を手にする。
本戦はトーナメント形式で行われ、1/16決勝(1回戦)・1/8決勝(2回戦)・1/4決勝(準々決勝)・1/2決勝(準決勝)・決勝と勝ち上がる。通常の大会では、準々決勝までは1本勝負で次のラウンドへ。準々決勝からは3本勝負のうち2本先取で勝敗を決する。
内側スタートに課された半周のルール
まず内側からスタートしたら前に、外側からスタートしたら後ろから攻めるという形になる。
その際、前の選手は後ろにいる相手の選手が追い越していかない限り、スタートから半周は前を走らないといけない(歩く速度以上で走らなければならない)。
どんな勝ち方がある?
主な勝ち方は2パターン。
しかし先述したようにレースの中には目に見える駆け引きも、目に見えない駆け引きも存在する
・先行…早いタイミングからスピードを上げて逃げていくような攻め方。または相手のペースに合わせてじわじわとペースを合わせていき、前を譲らない
・捲り(まくり)…最終的に外から被せるように追い抜いてゆく
2017−18トラック世界選手権大会(オランダ・アペルドールン)
男子スプリント決勝 ジャック・カーリン(GBR)vsマシュー・グレーツァー(AUS) 2:24:30〜
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