2020年11月4日(水)、日本自転車競技連盟からオリンピックのロードレース日本代表選手が発表された。
男子ロードレースは新城幸也と増田成幸、女子ロードレースは與那嶺恵理と 金子広美、女子タイムトライアルは與那嶺恵理。
怪我を乗り越え東京オリンピック出場へ
選手選考は2019年1月1日~2020年10月17日まで、日本自転車競技連盟による独自の東京オリンピック代表選手選考ポイントランキングで行われた。新城は2019年3月タイでのトレーニング中の事故により、骨盤の骨折と左肘の骨折で手術を行い、選考ランキングのランク外からのスタートとなっていた。
新城は6月にレース復帰し、2020年の5月31日(本来の選考終了日)までに選考順位1位に。その後新型コロナの影響で世界中のレースがストップとなったこと伴い、選考期間が延長されたが、レース再開後もポイントの加算を続け、2位に250ポイントの差を付けて東京オリンピック出場を決めた。
新城は2012年のロンドン、2016年のリオに続き、3大会連続出場となる。
Zoom記者会見を実施
代表が発表された2020年11月4日(水)午後、新城のZoom記者会見が行われた。この記事ではその内容をお伝えしていく。
Q:今の心境を漢字一文字で表すと?
自分の名前にある「幸」ですかね。自国開催のオリンピックでトッププロで走らせてもえらえることがありがたいですし、まさに幸せです。
現役選手で、トップカテゴリで走っている現状の中、オリンピックが東京で行われるというのは僕にとってはすごくスペシャルなことです。日本のオリンピックで、自分の力を発揮できることを嬉しく思います。
Q:東京オリンピックはどのような位置付けですか?
10年以上この競技生活を続けてきて、一番大切なレースということは間違いないです。今36歳で、チームの中では上から2番目の年齢。でも可能な限り、どこまででもやりたいです。来年のオリンピックを最後に辞めるつもりもありませんし、次のパリオリンピックだって自国開催のつもりで臨みたいと思っています。「オリンピックが終われば終了」ではなく、「大事なレースの1つ」という認識です。
Q:増田選手との連携はどう考えてますか?
浅田監督の指示に従って、その時期の増田選手と僕のコンディションを見ながら作戦を立てます。「どうやったらメダルをとれるか」を考えていきたいと思います。