ツール・ド・フランスなどのグランツールをはじめとし、世界各国で開催されるロードレース。トップカテゴリーのレースでは、実に200人以上もの選手が一斉に出走することもある。
本記事ではそんなロードレース界の選手の中でも、特にロードとトラック両方に実績のある選手5人を厳選してご紹介していく。
ゲラント・トーマス
1986年生まれのイギリス人選手。
ジュニア・U23カテゴリー時代ではトラック中長距離種目とロードレースで活躍し、2006年からプロロードレーサーとしてデビュー。
その後もトラックとロードレースの2刀流選手として大会に出場し、2008年と2012年ではトラック・チームパシュートで世界選手権とオリンピックの2冠を2回達成している。
2013年以降はロードレースへ集中的に出場し、2018年のツール・ド・フランス での優勝をはじめ、数々の大会で優秀な成績を収めてきた。2022年1月時点で35歳のベテラン選手だが、グランツールでのさらなる活躍を目指している。
主な成績
2007年 | 世界選手権チームパシュート優勝 |
2008年 | 世界選手権チームパシュート優勝 |
北京オリンピックチームパシュート金メダル | |
2010年 | 国内選手権ロードレース優勝 |
2011年 | バイエルンツアー総合優勝 |
ヨーロッパ選手権チームパシュート優勝 | |
2012年 | 世界選手権チームパシュート優勝 |
ロンドンオリンピックチームパシュート金メダル | |
ツール・ド・ロマンディ総合優勝 | |
2014年 | バイエルンツアー総合優勝 |
コモンウェルスゲームズ・ロードレース優勝 | |
2016年 | パリ〜ニース優勝 |
2018年 | クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ総合優勝 |
ツール・ド・フランス総合優勝 | |
2021年 | ツール・ド・ロマンディ総合優勝 |
マーク・カヴェンディッシュ
1985年生まれのイギリス人選手。
2022年1月時点でツール・ド・フランス区間34勝と、現役最強の勝利数を誇る。その他にも2016年リオオリンピック・オムニアムにて銀メダルを獲得、世界選手権ではロード・トラック合わせて5つのメダル(そのうち4つは金メダル)を獲得している。
2017年以降は思うような成果を得られない日々が続いていたが、2021年のツール・ド・フランスではポイント賞を獲得し、返り咲いた。
主な成績
2005年 | 世界選手権マディソン優勝 |
2008年 | 世界選手権マディソン優勝 |
2009年 | ミラノ〜サンレモ優勝 |
2011年 | 世界選手権ロードレース優勝 |
2013年 | 国内選手権ロードレース優勝 |
2016年 | 世界選手権マディソン優勝 |
参照:J SPORTS
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