2021年7月23日、いよいよ開幕した東京オリンピック。開会式が行われた翌24日、自転車競技最初の種目、男子ロードレースが行われた。
朝11時に東京・武蔵野の森公園をスタートし、神奈川、山梨を通過し、静岡・富士スピードウェイにフィニッシュする総距離234㎞、獲得標高およそ4865mという難コース。
気温・湿度が高い中での激闘は、リチャル・カラパス(エクアドル)が独走での勝利を収めた。
カラパスが独走でフィニッシュ
最後の籠坂峠で集団から飛び出したブランドン・マクナルティ(アメリカ)とカラパスの2人。ワウト・ヴァンアールト(ベルギー)やタデイ・ポガチャル(スロベニア)などを含んだ追走集団に差をつけたまま最終富士スピードウェイに突入。
富士スピードウェイの入り口の上りでさらに仕掛けたカラパスがそのまま独走し、追走との差を逆に広げてフィニッシュへと飛び込んだ。
日本代表として出場の新城幸也、増田成幸もそれぞれ完走を果たした。
1位 | リチャル・カラパス | エクアドル | 6時間5分26秒 |
2位 | ワウト・ヴァンアールト | ベルギー | +1分7秒 |
3位 | タデイ・ポガチャル | スロベニア | +1分7秒 |
4位 | バウケ・モレマ | オランダ | +1分7秒 |
5位 | マイケル・ウッズ | カナダ | +1分7秒 |
35位 | 新城幸也 | 日本 | +10分12秒 |
84位 | 増田成幸 | 日本 | +19分52秒 |
Text : 滝沢佳奈子(サイクルスポーツ)