真夏の南半球、オーストラリア・アデレードで開催中のサントス・ツアーダウンアンダーに参戦中の新城幸也選手。第5ステージの模様が現地から届いた。

第5ステージは、ツアーダウンアンダーの名物となっている。約3.0kmで平均勾配7.5%のオールドウィランガヒルを2回登る、文字通りの山場ステージ。最終ステージを残し、総合争いの行方を大きく左右する151.1kmのクイーンステージとなった。

レース展開と本人のコメント

「今日のオーダーはアシストは1周回目のオールドウィランガヒルで集団ペースアップし、他チームの登りもこなせるスプリンターにダメージを与え、2周回目のフィニッシュへの登りで総合上位を狙うチームのエース、3選手(イザギレ兄弟、ポッツォヴィーボ)に勝負してもらうという戦略でした。」

40℃を下回る35℃程度の気温となったアデレードのアルディンガビーチを行く集団 photo Cor Vos / Miwa IIJIMA

「勝負所まで集団の中で脚を温存し終盤まで待機し、1周目のオールドウィランガヒルでチームメイトのボアーロ(イタリア)とアニョーリ(イタリア)がペースを作ったが、集団にダメージを与えるほどのぺースアップが出来ず集団のまま登り切ることになってしまった。
しかし、その後の横風も手伝って、登りきってからがペースが上がり、横風の区間で他チームの攻撃が始まった。集団の後続は見えていないのでわからないが、分裂起こしていたそうで、それを警戒し、準備をしてたので、イザギレ兄弟を上手く前方の集団に引き上げていたりで、分断で取り残されることがなく良かった。そこからは最後の登り口に向けてイザギレを連れて、横風区間を耐えた。
今日の自分のパフォーマンスは良かった。身体の反応も良かったし、チームメイトの2人が目標通り、総合トップ10に入っている事は素晴らしい事だと思う。ポッツォヴィーボも12位だし!しかし4位~7位が同タイム。8位~16位も同タイムと、明日(最終第6ステージ)次第では総合順位が入れ変わる可能性もあるため、最後まで気が抜けない。一つでもチームメイトの順位アップのため、最終日までしっかり働いて来ます!」
大会オフィシャルサイト:www.tourdownunder.com.au
Teamユキヤ通信 2018 No.6 Santos Tour Down Under Stage 5
Text:飯島美和