©Yuzuru SUNADA/2017ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

しかしながら、フルーム選手と新城選手の逃げは、スプリンターで勝利を狙いたい集団のコントロールによって吸収されてしまいます。

選手たちの顔からも笑顔が消え、最後はディメンションデータやクイックステップが集団をコントロールし、逃げの選手を吸収するというのがまさに本場のレースと言う感じでしたが、「ゴール前までにほんとに吸収できるのか?」なんて思ってしまうほどギリギリの緊迫した展開に。

©Yuzuru SUNADA/2017ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

最後はスプリントの得意な別府選手が抜け出し、そのまま優勝するかと思われましたが、横から抜け出てきたカヴェンディッシュ選手の爆発力へ僅かに及ばず。その差は数センチという僅差のゴールスプリントとなりました。

©Yuzuru SUNADA/2017ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

選手たちの気合の入れ方も、年々強くなっていて、すでに来年のクリテリウムレースが楽しみです。

Text & Photo : mog

2017 ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム 結果

クリテリウムメインレース

順位 ゼッケン 名前 チーム
1 41 マーク・カベンディッシュ チーム ディメンションデータ
2 51 別府 史之 ツール・ド・フランス ジャパンチーム
3 81 畑中 勇介 チーム右京
4 21 ワレン・バルギル チーム サンウェブ
5 12 アルベルト・ベッティオール キャノンデール・ドラパックプロサイクリングチーム
6 3 ミハウ・クフィアトコフスキー チーム スカイ
7 62 ミヒャエル・シェアー BMC レーシングチーム
8 34 ジュリアン・ヴェルモト クイックステップフロアーズ
9 43 ネイサン・ハース チーム ディメンションデータ
10 124 岡本 隼 愛三工業レーシングチーム

ポイント賞

グレッヒ・バンアーベルマート(BMC レーシングチーム)

山岳賞

クリス・フルーム(チーム スカイ)

最優秀新人賞

アルベルト・ベッティオール(キャノンデール・ドラパックプロサイクリングチーム)

敢闘賞

ワレン・バルギル(チーム サンウェブ)

総合1位チーム

BMC レーシングチーム

日本人総合1位チーム

愛三工業レーシングチーム

スプリントレース

順位 ゼッケン 名前 チーム Gap
1 31 マルセル・キッテル クイックステップフロアーズ
2 41 マーク・カベンディッシュ チーム ディメンションデータ 00.50
3 22 ニキアス・アルント チーム サンウェブ 00.20
4 104 大久保 陣 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム 01.220

チームタイムトライアルレース

順位 Dos チーム タイム
1 10 宇都宮ブリッツェン 03’09″39
2 3 チーム サンウェブ +02″
3 7 BMC レーシングチーム +05″
4 5 チーム ディメンションデータ +05″
5 11 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +07″
6 13 愛三工業レーシングチーム +10″
7 1 チーム スカイ +13″
8 9 チーム右京 +16″
9 8 スペシャルチームジャパン for さいたま +17″
10 12 シマノレーシング +18″