全日本選手権のタイムトライアルを3度制覇、2016-17は2連覇を達成の西薗良太選手(ブリヂストンアンカー)が、年内での現役引退を表明。11月のツール・ド・おきなわがラストレースの予定。
引退の理由は、家族のことが一番大きい
現役引退の理由について、ブリヂストンアンカーのチームブログで以下の様に綴られている。
「引退の理由は、家族のことが一番大きいですね。昨年に娘が生まれて、いま一歳半なんですが、家族との時間を増やしたいというのがありました。
今のライフスタイルでは、鹿児島でトレーニングを積むことが必要です。でも、いろいろあり現状の形を続けていきにくいのが見えてきた。地元で支援してくださる方もいましたし、そういう体制も全てなくなるのはよくないと感じました。
今まで、プロコンチネンタルレベルのチームでレベルで走ることを希望して、しっかり走ってきたつもりなんですが、難しかったということもあります。30歳という誕生日も迎えましたので、 次のステップに進むのにいい区切りだなと感じたのはあります。」
全日本選手権で2連覇、東大卒の西薗良太選手
東京大学工学部出身としても有名な西薗良太選手。卒業後の2011年にシマノレーシングへ所属。2012年にブリヂストンアンカーへ移籍し、全日本選手権個人タイムトライアルで優勝を果たした。2013年にプロコンチネンタルチームのチャンピオンシステムへ移籍するもチーム解散などにより1度目の現役引退を表明。
その後1年間は会社勤めをして過ごすも、2015年にブリヂストンアンカーで現役復帰。2016年および2017年の全日本選手権個人タイムトライアルで連覇を達成し、タイムトライアルスペシャリストとしての地位を確たるものとした。
Photo : anchor-bikes.com