いよいよ開幕した「ツール・ド・フランス2019」。絶好調のチーム・ユンボビスマがレースを支配した第1・第2ステージのレポートをお届けしていく。
【第1ステージ】波乱の幕開け
第1ステージはベルギーの首都ブリュッセルからスタートし、再びブリュッセルへと戻ってくる平坦基調の194.5km。落車が多発し、個人総合(最も少ないタイムでパリにたどり着いた選手へ与えられる賞)狙いのヤコブ・フルサング(アスタナ・プロチーム)など、有力選手も落車に巻き込まれる波乱の展開に。
フィニッシュまで残り1.5km地点で発生した落車にチーム・ユンボビスマのエーススプリンター、ディラン・フルーネウェーヘンも巻き込まれる。しかし、ゴールスプリントではそのチームメイトであるマイク・テウニッセンが、ペテル・サガンと写真判定に持ち込むほどのスプリントを制し、ツール初優勝を飾った。
【第2ステージ】イエローチームが2日連続イエロージャージ獲得
続く第2ステージは、個人総合成績狙いのチームにとっては気の抜けない27.6kmのチームタイムトライアル。各チーム5分毎にスタートし、チーム内で4番目にフィニッシュした選手のタイムがリザルトとなる。
チーム・イネオスが第1走者として出走し、29分17秒を記録。チーム・イネオスが暫定1位のままレースは進んだが、個人総合成績トップのテウニッセン擁するチーム・ユンボビスマが最終出走チームとして出走し、チーム・イネオスに20秒の差をつける28分57秒で優勝。2日連続でチーム・ユンボビスマが優勝を飾り、個人総合成績も1位〜5位を独占した。