横塚浩平「これが今の自分の精一杯、悔いはない」

自分の持てる力を出し切っての3位なので、満足しています。

序盤から各チーム激しく動いていたんですが、自分もそこに参加して最後までいける自信がなかったので、序盤はチームメイトに任せていた部分もありました。小石さんがかなり積極的に動いてくれていたので、その分自分も脚を使わずに集団の中で走ることができて。

小石祐馬(Team UKYO)

そんな中で思い切って飛び出したら新城選手が付いてきてくれて、「これは行くしかない」と腹をくくって踏んで行きました。

「普段からお世話になっている2人と逃げ切れた」というのは自分としても嬉しいですし、走りながら力の差も感じました。今回、ラスト1周の登りで新城選手にペースを上げられて千切れてしまいましたけど、これが今の自分の精一杯だったので、悔いはないです。

日に日に天候が悪くなる中の最終日、これだけの人が応援に来てくださるのが嬉しかったし、無名な自分の名前を呼んで応援してくださる方もいて、走りながら嬉しかったです。

今度オリンピックのプレ大会がありますが、Team UKYOの拠点が相模原で、知り尽くしてる地域なので有利なのかなあという気もします。でも最後の登りが勝負所ですし、そこで自分が勝負できるかっていうと難しい気もします。序盤から動いて目立てればな、とは思っています。

まだまだ「自分がオリンピックを目指す」というのは漠然とした感じがあります。今回同じレースでオリンピック経験者や、本気で出場を目指している選手と一緒に走れて凄く刺激になりました。幸せなことに自分のチームは海外でポイントを狙ってレースを走るという土俵に立っていると思うので、今後は自分もオリンピックを狙えるような選手になっていこうと思いました。