3月31日から始まるネイションズカップ(U23のワールドカップ)に向けてU23ナショナルチームによるベルギーでの活動が始まった。

3月13日
Templeuve
7.7㎞×15周 115㎞
エントリー数 113名
松田 23位
大町 29位
蠣崎 完走
福田 DNF
冨尾 DNF
小野寺 DNF

ジャパンチームのエントリーは冨尾大地、大町健斗、松田祥位、蠣崎優仁、小野寺慶、福田圭晃の6名。

厳しいコンディションに翻弄される日本勢

風速15mの強風が吹いており、昨年も前半でレースが決まった事から、今年も厳しいレースが予想された。1周目の落車で集団が分断されたもののメイン集団は50名以上のまま進み、松田、大町、蠣崎、福田の4名が集団に残った。

約20㎞を過ぎたころに50名から4名が抜け出す。後に4名が合流し、8名の先頭グループが形成。40㎞を過ぎたころメイン集団は横風区間でペースが上がり、約10名の追走集団ができる。メイン集団は約20名に絞られ松田、大町、蠣崎の3名が残り、福田が遅れる。

70㎞あたりでメイン集団は追走集団を吸収。先頭集団8名に続く、9位争いのメイン集団約30名に松田、大町、蠣崎の3名が残った。

しかし、後に冷たい雨と雹が降り、メイン集団は更にペースアップ。このタイミングで大町と蠣崎が遅れてしまった。
松田は8位争いの集団に残り23位でフィニッシュ。また、大町が29位で賞金圏内でフィニッシュした。蠣崎はラスト2周でパンクし着外となったが完走した。

松田祥位 コメント

松田祥位

昨年はこの大会で右も左も分からないまま、初めて横風による洗礼を浴びDNFに終わった。今年は比較的足も心も余裕を持って臨むことができたが、少し慎重になり過ぎてしまった。次のレースではもっと積極的に自分から動いて行きたい。

橋川健 総評

ベルギー人にとっても過酷なレースとなったが、そんな中でも展開に加わりながら23位でフィニッシュしたことは今後のレースに期待したい。

レース前々日に欧州入りした冨尾、福田、小野寺にとってはハードなスケジュールとなっているが短い期間でより多くの経験を積ませる為にも無理を承知でエントリーした。厳しい結果となったが、より多くのことを吸収してほしい。

(文:橋川 健)

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