アフリカ・カメルーンで開催されている『U23ネーションズカップTOUR DE L’ESPOIR』第5ステージ。最終ステージとなるYAOUNDE – YAOUNDE 69.3㎞のレースレポートが届いた。
松田祥位、最終ステージを3位でゴール
最終ステージは日本CSC5㎞
レースは序盤からアタック合戦でペースが上がり、集団も一気に40人程度に絞られる。チームからは松田と大前が残り、時折激しくなる展開に耐えながら終盤のアタックポイントを待つ。
中盤に単独で飛び出した昨年の同ステージ覇者のMUGISHA(ルアンダ)に対し、メイングループはステージ優勝を容認する。エリトリアチームを中心にコントロールされながら進み、最終回へ入る。
ラスト5㎞の登りで個人総合上位のエクアドル、エチオピア、松田がグループから抜け出しそのまま逃げ切り、松田は最終ステージを3位でゴール。個人総合も7位まで上昇させた。
今回、UCIネーションズカップポイントを15点獲得し、8月のU23版ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」への選出に向けて好スタートを切った。更にはUCI世界ランキングポイントも23点獲得し世界選手権U23参加枠獲得にも前進した。
個人的にもこれまで15年以上アフリカ遠征を避けてきたが、今後アフリカでの世界選手権の開催計画が進んでいる事や、ネーションズポイント獲得の為、連盟関係者に理解いただいての実現となった。体調を崩したり病気にかかるリスクがあるため、候補選手には予め親族や関係者に相談の上、出場意志を聞いての選手選出となった。
11月からの諸準備にご協力いただいた関係者の皆様、また今回現地帯同いただいたスタッフ、ドクターのご理解とご協力にも深く感謝申し上げます。
第5ステージ レース結果
1 MUGISHA Moise(ルワンダ)1h57m29s
2 MONTENEGRO Santiago(エクアドル)+2m01s
3松田祥位+2m05s
…13大前翔+2m26s、36石原悠希、37蠣崎優仁、
冨尾大地は体調不良の為未出走
完走62人/出走84人
最終個人総合成績
1 DEBESAY Yakob(エリトリア)8h37m13s
2 MEBRAHTOM Natnael(エリトリア)+50s
3 MONTENEGRO Santiago(エクアドル)+1’31”
…7松田祥位+2m24s、21大前翔+10m44s、
文:浅田 顕
原文:JCF公式サイト