2025年11月9日(日)、さいたま新都心駅周辺で世界最高峰の大会名を冠した『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』が開催される。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムとは?
世界最大にして最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」が100回目の開催を実現した2013年に、同大会名を冠した世界で初めての大会としてスタートした『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』。
「クリテリウム」とは比較的短いコースを周回し競うレースのこと。この大会ではさいたまスーパーアリーナのコミュニティアリーナ内を通る1週3.5kmのコースが使用される。
選手だけでなく運営スタッフやメディアも、ツール・ド・フランスと同様にグローバルなスタッフらが来日し、看板などの小道具さえもツール・ド・フランスで使われたものを設置。さいたま新都心の高層ビル群の中で、世界最高峰のスピード感あるレースが楽しめる。
2025年大会概要
日程:2025年11月9日(日)
会場:さいたま新都心駅周辺
実施レース:クリテリウム、タイムトライアル
※「2025サイクルフェスタ」、「2025さいたままるしぇinさいたまクリテリウム」も同日開催予定
2025年大会概要(大会公式サイト)
スーパースターがさいたまに集結
本大会には、例年『ツール・ド・フランス(以下ツール)』で活躍した選手らが多数出場。
特に目が離せないのが、3大会ぶり2回目の本大会出場となるヨナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク)。今季のツールでは、昨年に続いてタデイ・ポガチャルに続く総合2位となったが、『ブエルタ・ア・エスパーニャ』では見事総合優勝。世界トップの選手を生で見るチャンスとなる。
さらにはツールで区間通算3勝の実績をもつプリモッシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)や、『2024世界選手権トラック』の個人パシュートで優勝し、ロードとトラックでともに活躍するジョナサン・ミランら、世界の強豪たちが勢揃いする。
プリモシュ・ログリッチ
トラックナショナルメンバーの参加も
「タイムトライアル(チーム/個人)」と「クリテリウムメインレース」の2つのレースが実施される今大会。
「クリテリウムメインレース」には、上記の海外招聘選手たちのほか、トラック中長距離で活躍するナショナルチームメンバーも参加。
チームブリジストンサイクリングからは『2025アジア選手権トラック』のポイントレースで優勝した山本哲央が、キナンレーシングチームからはマディソンとエリミネーションのアジアチャンピオンである橋本英也が出場予定。ともに『世界選手権トラック』にも出場する2人の走りに期待したい。
山本哲央
橋本英也
「タイムトライアルレース」には、『2025全日本選手権ロード』を制した現日本チャンピオンの小林あか里(MtD Ladies)や、『2025全国高等学校選抜自転車競技大会』のロードレースで準優勝した筒井楓(笛吹高等学校)が挑戦。また、リオ・東京・パリパラリンピックに出場した川本翔大をはじめ、パラサイクル選手も数多く出場する。
小林あか里
大会の模様は、YouTubeやスポーツテレビ局「J SPORTS」でライブ配信予定。
観戦チケット(販売数完売次第終了)も一部販売中のため、さいたまのツールで見られる世界トップスピードの走りにぜひ注目していただきたい。