『全日本選手権大会ロードレース』が伊豆市・サイクルスポーツセンターで2025年6月21、22日に開催中。初日には女子エリート&U23のロードレース、男子U23のロードレースが実施された。

世界屈指の獲得標高を誇る伊豆・日本サイクルスポーツセンターのコースで行なわれた、炎天下の中のサバイバル戦のレポートをお届けする。

去年の表彰台で唯一今年も出場した石田唯が先頭でレースをスタートする

女子のレースはエリートとU23カテゴリーが同時スタート。総距離88km、8kmのサーキットを計11周する予定だったが、暑さと時間帯を考慮し3周短縮されることになり、総距離は64kmの戦いとなった。

2024年に優勝した與那嶺恵里、準優勝した木下友梨菜がエントリーしなかった今年の大会。オランダで走る小林あか里(Mtd Ladies)、去年3位の石田唯(TRKWorks)、トラックのナショナルチームにも所属する梶原悠未(TEAM Yumi)、水谷彩奈(日本体育大学)、岡本美咲(早稲田大学)など、出場は計34人。

水谷彩奈

岡本美咲(傘は暑すぎるため日除けとして)

レースはスタートすると1周目で逃げ集団が形成される。そしてメイン集団から遅れていく選手たちが続出していく。小林、石田、河田など強豪が入った逃げ集団。そして後続となっていたが、どんどんと足切りされていく中にトラックナショナルチームの梶原の姿もあった。

ゆったりとしていたのは最初だけ、の図

そんな中、何故か2024世界チャンピオン佐藤水菜の姿が補給ピットに……。

チャレンジ発生「佐藤水菜・補給を遂げろ!」

近藤ほのか(MAX SPEED97)のサポートに来ているという佐藤水菜。去年も実施していたらしいが、ボトルの補給という、この酷暑に最も重要な役割を得ているということが判明した。

ではお手並み拝見…

おーい!ここだよー!

※注:結構みんな同じようなことをやります

頑張ってー(何故か他のチームの選手たちへのエール)

来た!頑張れ!(ミッション達成)

仕事完了の瞬間。何故か足がキュっと絞られている

成功です!

と見事に補給を成功させた佐藤水菜。緊急ミッションは終わった。

視察にきていたトラック中長距離ヘッドコーチのダニエル・ギジガー

レポートはレースへ戻ります

1/3 Page