冷静なレース運びで優勝をもぎ取ったクイックステップ
UCIワールドツアーチームが次々とベストタイムを更新していく中、最後から4番目にクイックステップフロアーズがスタート。最初の中間計測ポイントはミッチェルトン・スコットからおよそ8秒遅れの暫定2位で通過した。そして、上りの後に迎える2つ目の中間計測地点を前にチームメートが1名離脱するが、計測地点を迎える頃にはミッチェルトンを30秒ほど上回るハイペースを刻む。
その後の下りで時速100km/hを超えるスピードを出して走るなど、最後までハイペースで進んだクイックステップは暫定1位のミッチェルトンのフィニッシュタイムを56秒と大きく更新して1時間7分25秒94でフィニッシュ。他のチームのフィニッシュをホットシート(暫定首位の選手たちが待つシートのこと)で待つことになった。
後に続くのはチーム スカイ、BMCレーシングチーム、チーム サンウェブの3チーム。スカイはクイックステップから44秒遅れでフィニッシュした。
そして、BMCは19秒遅れでフィニッシュ。
そして最後、昨年の王者のサンウェブが18秒遅れでフィニッシュし、クイックステップが2年ぶり4回目の男子チームTT世界王者に輝いた。
テルプストラ「最後に自分にもチームにも良いプレゼントが出来た」