9月2日から4日まで行われたスペイン国内の全国級レース『ブエルタ・ア・カンタブリア』で、U23日本ナショナルチームから参加した松田祥位が第3ステージでステージ優勝を果たした。
スペイン北部のカンタブリア州で開催されたこのブエルタ・ア・カンタブリアは、全3ステージで構成されたステージレースで、U23日本ナショナルチームは毎年、U23の世界選手権ロードレースの準備レー
第1ステージはプロローグ的な800mの登坂個人タイムトライアル。集客を考慮してナイターでレースが試みられた。日本チーム最上位は大前翔で、トップから9秒遅れの18位。次いで石原悠希、松田祥位と僅差でまとまり、チーム総合も6位につけ好調なスタートとなった。
第2ステージは、第3カテゴリーの山岳ポイントと、ゴール前の激坂の丘越えを含む148kmのステージ。チームは積極的に動き、特に重要な攻撃には強豪チームに同調して上位入賞を目標とした。レースは序盤よりハイペースで逃げが決まりにくい中、最初の山岳ポイントは山本大喜が麓から飛び出してトップ通過を果たす。
その後、チームは7名の重要な逃げを逃したが、主力チームのコントロール下のもと、最後の攻撃に備えた。最後の3級山岳では7名の逃げが吸収されると共に本格的な攻撃が始まるが、残った石原悠希、松田祥位、大前翔の連携も重要なタイミングでの落車トラブル等で失敗し、チャンスを逃した。昨年はチーム賞を獲得したステージだっただけに、チームの状態と結果が悔やまれた。このステージで山本大喜と大町健斗は途中棄権している。