ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア/アスタナ プロ)
3人目の総合優勝候補として取り上げるのは、昨年のブエルタでステージ2勝を飾り、総合でも8位になったコロンビアの新星、ミゲルアンヘル・ロペスだ。今年のジロでも総合3位に輝いており、まだ24歳と若く、ジロでは25歳以下が対象の新人賞(マリア・ビアンカ)も獲得した(上記写真)。
ブエルタの前哨戦に位置付けられているブエルタ・ア・ブルゴスでもステージ1勝と総合2位に輝き、好調を維持している様子だ。個人タイムトライアルの能力には不安があるが、クライマーとしての力量が試されやすいブエルタにおいては、ニバリやサイモン・イェーツ以上の実力を発揮しうる才能を秘めている。
所属するアスタナ プロからは他にも、ヤコブ・フルサングやオマール・フライレ、ダリオ・カタルドなどの実力者を揃えてきており、まだ若いロペスをサポートする体制が十分に整えられている。