ジャカルタで行われている『第18回アジア競技大会』第5日目の8月22日、自転車・女子ロードレース與那嶺恵理(Wiggle High 5 Pro Cycling)が銅メダルを獲得。唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)は20位となった。

女子ロードレースはスバンからスタートし、カガクにゴールする104.4kmのコースで、スバン市内からゴールラインへと向かう最後の約15kmが登り基調となっていた。

順位 名前 タイム
1 NA Ahreum 韓国 2:55:47
2 PU Yixian 中国 2:57:07
3 與那嶺恵理 日本
20 唐見実世子  日本 3:09:00

大会公式リザルト(PDF)

與那嶺恵理(Wiggle High 5 Pro Cycling)のコメント

もちろん金メダルを獲りにきたので悔しさはあるが、何もないよりは銅メダルを獲れてよかったと思う。ヨーロッパからインドネシア入りして日も短く、上りのコンディションはあまり良くなかった。そこで平坦な中盤までで逃げ集団を作りたかったが、しかしそれを容認する意志が各国チームになかった。それで上りに入るところが勝負のポイントになって、各国チームが追ってきた。平坦な部分までは、唐見さんが自分の求める動きを話さずとも積極的にしてくれて、すごく走りやすかった。

上りでもう少し早めに集団を削りたかった。でも2人までは連れてきていいというプランをコーチと話しをしていて、結果的に5人の集団となったがよい展開だったと思う。レース終盤で自分のいたトップ集団が4人になったとき、韓国の羅選手と私以外は前を引かない意志を明確にしていたので、後方集団に吸収されないように2人で積極的に集団をコントロールしてレースを進めた。

最後の一番きつい上りでトップ集団から羅選手がアタックをかけたときに、先に行かせる判断をした。自分の脚もあまり残っていなかったなかで、前を追って4位になるよりも表彰台に上がれることを優先した。最後に得意な上りがあるのがわかっていたので、先駆けして自分の脚が残っていなかったら、再度集団に加わる作戦でゴールを目指した。

最後はゴールスプリントになったが、いままでのレース経験のなかで初めてだった。ゴール手前で中国の普選手に抜かれしまったものの、メダルを獲ることができた。

明後日には同じ上りを使用するタイムトライアルもあるので、TTバイクを使うか、ロードを使うか明日試走して決定したい。いつもどおりやるだけだと考えている。

Photo & Text : JCF

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