全日本選手権ロードレースの2日目。この日は年代別カテゴリのレースが中心に行われ、石上優大が男子U23で、石上夢乃が女子ジュニア+U17それぞれで優勝し兄妹揃っての全日本タイトルを獲得した。

男子U23

11周156kmで行われた男子U23は、序盤に先行した7人が7周目に吸収。8周目に新たに10人が先行して9周目に入る。その中から、石上優大(AVC AIX EN PROVENCE)がアタックし、松田祥位(EQADS)が追従。2人が後続に1分以上の差をつけて逃げる。

最終周回の11周目、登りで松田が遅れると、石上は残り10km以上を独走で逃げ切って優勝。2位に松田、3位は集団スプリントの先頭を獲った大前翔(慶應義塾大学)が入った。

1位:石上 優大(AVC AIX EN PROVENCE) 4:10’06”
2位:松田 祥位(EQADS) 4:11’02”
3位:大前 翔(應義塾大学) 4:13’33”

男子U17+15

3周43kmで行われた男子U17+15は、2周目に岩田聖矢(榛生昇陽高校)と津田悠義(三好高校)の2人が先行。最終周回に入ってすぐの登りで津田が単独で先行。1分以上の差をつけて独走のままフィニッシュして、U17連覇を決めた。

男子U17

津田悠義(三好高校)©2018 JCF

1位:津田 悠義(三好高校) 1:06’51”
2位:⽯塚 慶⼀郎(和歌⼭県⾃転⾞競技連盟) 1:08’00”
3位:小池 陽斗(北桑田高校) 1:08’00”

男子U15

梅沢幹太(エキップユーレーシング)©2018 JCF

同時出走のU15は、梅沢幹太(エキップユーレーシング)が優勝した。

1位:梅澤 幹太(エキップユーレーシング) 1:08’00”
2位:鎌田 晃輝(VC FUKUOKA) 1:08’00”
3位:小泉 響貴(さいたま市⽴⼋王子中学校) 1:11’44”

男子ジュニア

14.2kmのコースを6周する85kmで行われた男子ジュニアは、レース中盤に先行した4人から、小野寺慶(ブラウ・ブリッツェン)と日野凌羽(松山城南高校)の2人が残り2周から逃げる。

しかし最終周回に入って残り10km付近で後続集団に吸収され、最後はスプリント勝負に。

残り200mから前に出た日野泰静(松山城南高校)が、2位以下を大きく引き離してフィニッシュ。ジュニア2連覇を達成した。

1位:日野 泰静(松山城南高校) 2:11’30”
2位:福田 圭晃(横浜高校) 2:11’30”
3位:兒島 直樹(祐誠高校) 2:11’30”

女子ジュニア+U17

石上夢乃(横浜創学館高校)©2018 JCF

3周43kmで行われた女子ジュニア+U17は、先行した7人の中から渡部春雅(駒沢大学高校)が登りでアタックし、30秒ほど先行する。

しかし残り4km付近で後続の5人が追いつき、6人でのスプリント勝負へ。

先行した中冨尚子(京都産業大学)を僅差でかわした石上夢乃(横浜創学館高校)が優勝。個人タイムトライアルと併せて2冠を達成した。

女子ジュニア+U17

1位:石上 夢乃(横浜創学館高校) 1:17’02”
2位:中冨 尚⼦(京都産業大学) 1:17’02”
3位:平尾 愛菜(岐阜第一高校) 1:17’03”

女子ジュニアU15

同時出走のU15は、4位の渡部が優勝した。

1位:渡部 春雅(駒澤大学高校) 1:17’03”
2位:内野 艶和(祐誠高校) 1:18’31”
3位:石田 唯(北桑田高校) 1:20’17”

Text & Photo : JCF