自転車トラック競技中長距離のメンバーを中心とした欧州ロードレース参戦1戦目。日本ナショナルチームはオランダはドレンテの「PWZ Zuidenveld Tour」に参加した。

コースは大きな160kmの周回を回った後に、18kmの周回を2周する。周回コース上には公式には7区間の石畳区間があるが、コースプロフィール上に表記されていない石畳区間も数カ所あった。

スタート後、約15kmで19名の逃げのグループがあり、その集団が最後まで逃げ切る展開となった。

集団の中での位置取りが課題に

日本ナショナルチームは、50km過ぎに落車が発生したことで、花田一丸が遅れリタイヤとなる(2名とも大きな怪我などはなし)。

100名以上のメイン集団は石畳や横風区間でペースをあげ、その中で日本チームの各選手は集団内でポジションを下げてしまう。90km地点の石畳区間で集団が大きく割れ、橋本沢田が第3集団、他のメンバーは第4集団に取り残された。

各集団内では、各選手が先頭交替に加わりながら、積極的に前を追う動きに参加することができたものの、橋本は160km、沢田、今村近谷は120km地点でリタイヤとなった。

「位置取りが上手くできなかった」と言うのが各選手のレース後の感想だったが、仮に石畳区間や横風区間を集団前方でクリアすることができれば、先頭集団に残れる可能性を感じた。

決して簡単な事ではないが、次回のレースでは集団内における位置取りへの積極的な行動を課題としたい。

【レース結果】

PWZ Zuidenveld Tour 197.5km(UCI 1.2)
オランダ ドレンテ県
出走151名 完走39名

DNF 橋本 英也
DNF 沢田 桂太郎
DNF 近谷 涼
DNF 今村 駿介
DNF 一丸 尚伍
DNF 花田 聖誠
DNF 大町 健斗

原文:JCF