クロアチアで開催されているステージレース、UCIカテゴリーHCヨーロッパツアー『Tour of Croatia (ツアー・オブ・クロアチア)最終第6ステージでの新城幸也選手の現場レポートをお届けする。

バーレーンメリダ総合優勝!新城選手もUCIポイント獲得

レース終盤の周回コースで、10%を超える勾配の石畳を駆け上がる新城選手 photo Miwa IIJIMA​

最終日の第6ステージは、前半はクロアチアの首都ザグレブに向けて平坦基調の大きな道を走り、最後はザグレブ市街地に設定された、フィニッシュライン2回通過し3回目でゴールとなる。石畳の急こう配がある、1周5.2kmの周回コースだった。

総合リーダージャージを守りながら、これまでステージ3勝を挙げたバーレーンメリダだが、この日は集団のコントロールに加わらなかった。

最後の周回が、路面電車の線路や荒い石畳という悪路だったため、チーム全員がリーダージャージのカンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ)を守れる位置取りをすることに専念し、それが成功。無事にトラブルを回避した。

その結果、リーダージャージを守りきり、チーム総合優勝も獲得。新城選手は総合34位でレースを終え、UCIポイントを獲得した。

以下、新城選手の喜びのコメントとレースレポートだ。

本当に最高の気分だ!

ゴール直後、総合優勝のチームメイト、カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ)と称えあう新城選手 photo Miwa IIJIMA

とにかく、総合優勝を守れて良かった。山あり、強風ありでコース的にはとてもキツイレースだったが、連日チームで活躍して、自分にとっても良い刺激になった。

リーダーを守るために、体を酷使したので体力は消耗していて、回復期間が必要だが、気分的には本当に最高の気分だ!

ここでのチームの成功で、自分に対してのチームの評価も大きいので、働いた甲斐があった。今は連日のハードワークで、足も相当疲労しているが、しっかり回復できれば、今後自分にも良いチャンスが巡ってくるでしょう。

チームとして大成功だったレースの一員として走っていたことを誇りに思います。

レースの翌日、フランスの自宅に戻った新城選手。次は2018年5月1日にドイツで開催される1dayレース、ワールド・ツアー「Eschborn-Frankfurt(フランクフルト)」に出場する。

Text:飯島美和
『Team ユキヤ通信 2018 №27』22,April,2018

 

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