さいたまスーパーアリーナにて開催されている埼玉サイクルエキスポ。
今回More CADENCE編集部は、最近アツいディスクエアロロードをまとめて試乗してきたぞ!
フラットペダルでの試乗じゃエアロロードの本当の性能なんか引き出せてないんじゃないの?という皆さん、ご安心を。今回は性能ではなく、”エロさ”を見ていく企画だ。
RIDLEY NOAH FAST DISC
最初にお世話になったのはRIDLEYやFFWDなどを取り扱うジェイピースポーツグループさんのブース。
エアロロードといえばRIDELEYのNOAHを思い浮かべる人も多いだろう。筆者もその中の一人だ。スリットの入ったフォークなどの斬新かつ先進的なフォルムを取り入れてきたことがこのメーカーの特徴と言える。
エアロプロファイル設計のヘッド周りは一見の価値あり。特にフロントフォークからダウンチューブに向けて流れるように整形されたフォルムは言葉が出ないほど美しい。
NOAHのここがイイ!
歴代NOAHの代名詞とも言えるスリットは、空力面では優位なものの高い剛性を求めた際の重量増加がネックだった。そこで剛性と空力を両立すべく開発されたのが”インモールドF-サーファス+”だ。
チューブに敢えて窪みをつけることで気流を剥離させ、効果的かつ意図的な乱流を発生させるのが狙い。ゴルフボールなどに施されているディンプル加工と同じような効果を持っている。
“インモールドF-サーファス+”はヘッドチューブ・フロントフォーク・ダウンチューブ、さらにはシートポストにまで導入されており、この技術に対するRIDLEYの本気度合いが伺える。専用設計のカーボンハンドルを含め、スリットを廃したことによるハンドル周りの剛性の向上は相当のものであった。
究極の性能を求める中で生まれたデザインは機能美そのものと言っていいだろう。
トレック、ビアンキ