マディソンとオムニアムに出場する4人が選出
以下アイルランド自転車競技連盟によるリリース。
「チームアイルランドは、8月5日〜8日にかけて伊豆ベロドロームにて開催される、夏季東京オリンピックのトラック競技へ出場する選手団を正式に発表しました。男女計4人のアスリートと、2人のリザーブ選手がそれぞれマディソンとオムニアムに出場します。
女子マディソンでは、リオデジャネイロオリンピックに出場したシャノン・マッカーリーが、エミリー・ケイと共に出場します。ケイは本大会の女子オムニアムにも出場します。
マッカーリーはチームアイルランド代表として国際的な成功を収めており、2019年ヨーロッパ選手権のスクラッチでは銀メダルを獲得しています。2016年にはアイルランド史上初の女子トラック競技のオリンピアンとして短距離種目であるケイリンに出場し、その後、中長距離種目に転向しました。
ケイは2020年にカナダで開催されたUCIトラックワールドカップで銅メダルを獲得するなど、オムニアムでは世界の舞台で高いパフォーマンスを発揮しているチームアイルランドの新人選手です。また、女子リザーブ選手としてはリディア・ガーリーが同行する予定です。
男子マディソンでは、オリンピックランキングで1位を獲得するために活動してきたマーク・ダウニーとフェリックス・イングリッシュが出場します。また、2人のうちどちらかがオムニアムにも出場しますが、これは大会日がより近付いてから決定されます。
ダウニーは自転車一家の出身であり、父親のシェイマスも1984年のロサンゼルスオリンピックに、自転車競技代表として出場しています。
イングリッシュは過去10年以上チームアイルランドの一員として活躍しており、昨年の世界選手権ではダウニーと共にマディソンで結果を出し東京オリンピックへの予選通過を果たしました。
男子チームのリザーブとしてはフィンタン・ライアン選手が同行する予定です。」
男子代表選手であるダウニーは
「東京2020大会のアイルランドチームとして選出されたことはとても素晴らしいことです。子どものころから夢見ていたことであり、このために人生を捧げてきました。この1年間はジェットコースターのようでしたが、最終的に出場が正式に決まったことは素晴らしいことであり、世界で一番大きな舞台を、最高のコンディションで迎えられることを嬉しく思います。」とコメント。
チームアイルランドの責任者であるトリシア・エバレは
「東京2020大会の自転車競技チームを発表できることを大変嬉しく思います。多くの選手にとっては初めての大会となりますが、それぞれが豊富な経験と実績を持っています。伊豆のサテライト・ヴィレッジではチーム副責任者のリアム・ハービソンがチームをサポートしてくれます。彼を含めたこのメンバー全員で、最高の結果を残せることを楽しみにしています。」
とコメント。
2012年ロンドン大会で代表選手だったマーティン・アーバインがコーチを務めるチームは、マヨルカ島でのサイクリングトレーニング合宿で最終準備を行っている。以下コーチコメント。
「昨年は誰にとってもチャレンジングな1年でしたが、選出メンバー全員がこの困難に対し耐久力を発揮し取り組んできた結果、このような選抜メンバーとなりました。
本チームの目的は東京オリンピックに参加することではなく、トップの成績を目指して戦うことです。その可能性を秘めたチームです。選考時には厳しい決断を迫られましたが、このような強力なチームを編成できたのは、基準を高めてくれた選手たちひとりひとりのおかげだと正直に言えます。
大会に向けて私たちはプロセスを信頼し、チームが100%準備万端の状態でトップクラスのレースに臨めるように集中しています。」
とコメントしている。