2021年3月31日、イギリス自転車競技連盟はナイジェル・ジョーンズ博士の「チーフメディカルオフィサー」就任を発表した。これは同連盟初となる。

ジョーンズ博士はラグビーフットボール協会やリバプールFC(サッカーチーム)での勤務経験ののち、2017年8月にイギリス自転車競技ナショナルチーム メディカルサービス責任者に就任。これまでに脳震盪や心臓スクリーニング、医療記録の保管、医薬品管理、メンタルヘルスなどの発展に尽力してきた。

2020年10月、医療サービスチームが安全で効果的かつ高品質なケアを選手に提供していることが公式に認められ、イギリス自転車競技連盟はCQC(Care Quality Commission、保健省)を認定される。CQCステータスの獲得は、プロスポーツ医療施設としてはイギリス国内初。

ジョーンズ博士はリスクマネジメント、Covid-19ガイダンス、労働衛生、UCI(国際自転車競技連合)、UKAD(イギリスアンチドーピング協会)、DCMS(デジタル文化メディアスポーツ省)、その他の政府管轄組織を含む組織全体の医療ガイダンスと戦略の変更も推進していくという。

ジョーンズ博士は今後数ヶ月の間に、イギリス自転車競技連盟の応急処置に関する方針を策定し、アマチュアレースや競技以外における脳震盪ガイダンス提供に向けても活動していく。

新型コロナウイルス感染拡大を原因とした全国的なロックダウンから競技活動に復帰する際などにおける、活動の安全基準も強化していく。

イギリス競技連盟 最高責任者 コメント

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