2020年12月11日、東京都内にて日本自転車競技連盟と楽天の連結子会社である株式会社Kドリームスが、トラックレースの強化事業の支援及び自転車競技の振興に取り組むことへ合意したことが発表された。

合意発表を行うにあたり記者会見が開かれ、日本自転車競技連盟会長の佐久間重光氏、同競技連盟トラック委員会委員長の中野浩一氏、そして株式会社Kドリームスの代表取締役社長の木村美樹氏が登壇。

この合意はトラックレースの強化を通じて、日本の自転車競技人口の増加とナショナルチームの更なる発展を図り、国内の自転車競技全体の活性化に繋げていくことが狙い。

支援対象拡充、メディア強化など

ビデオメッセージで登場したブノワ・ベトゥ短距離ヘッドコーチ

取り組み内容は以下の項目:

① トラックレースの強化指定選手の支援対象拡充
② 有望なトラックレース競技者を対象とした育成強化事業「HPCJC(High Performance Center of Japan Cycling)」の支援
③ Kドリームスのサイト上に特設ページを開設し、トラックレースの配信やイベントを実施
④ その他、トラックレースの強化事業に関わる取り組みを共同で推進

支援期間は2021年1月1日から2024年12月31日までの4年間となっている。

初年となる2021年の支援概要は以下の通り:

① トラックレースエリート強化指定選手Bチーム(アカデミー)への奨励金の拠出
② 日本自転車競技連盟の強化事業の一環であるチームの海外遠征などへの支援
アワーレコードなど公式記録会の実施
④ トラックレース認知向上のためKドリームス上への特設ページ開設、全日本選手権などのレースのインターネット配信
⑤ エキシビジョンレースなど、オリジナルイベントの実施

関係者コメント

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