短距離・全出場選手が決定
2022年10月28日の発表によって、短距離種目への出場選手は全36人が明らかになった。
既に発表されていた「事前招待選手」に加え、『2022世界選手権トラック』の結果から「追加招待選手」が新たに決定した。
短距離・男子

(2022年9月16日に公開された画像。ニコラス・ポールが参加見送り)
事前招待(6選手)
まずは、短距離の事前出場枠を獲得した選手たち。
前回(2021年)大会で総合優勝を果たし、世界選手権でもアルカンシェル2枚を獲得したハリー・ラブレイセン。

マシュー・リチャードソン
そんな不動の王者と、2022年のネーションズカップでは優勝争いを繰り広げてきたマシュー・リチャードソン。

中野慎詞
事前招待選手として出場予定だったニコラス・ポールが怪我により参加を見送り。その空席となった出場枠に中野慎詞が大抜擢。『2022世界選手権トラック』へ出場しない選手から、事前出場枠を獲得した数少ない1人となった。
選手名 | 国 | 前回大会での成績 | 世界選手権メダル |
ハリー・ラブレイセン | オランダ | 1位 | スプリント金 ケイリン金 チームスプリント銀 |
マシュー・リチャードソン | オーストラリア | 初出場 | スプリント銀 チームスプリント金 |
シュテファン・ボティシャー | ドイツ | 2位 | |
ケビン・キンテロ | コロンビア | 5位 | ケイリン銅 |
ミカイル・ヤコフレフ | イスラエル | 初出場 | |
中野慎詞 | 日本 | 初出場 |
追加招待(12選手)

ジェフリー・ホーフラント
世界選手権でメダル3枚を獲得したジェフリー・ホーフラントもオランダから参戦。

アジズルハスニ・アワン
その他、アジアからは5人が出場。なかでも注目なのがアジズルハスニ・アワン。東京2020オリンピックではケイリンで銅メダルを獲得したものの、大きな手術を受けるために長らく治療生活を送っていた。本大会アワンが国際的なレースの舞台に再び戻ってくる復帰戦となる。
選手名 | 国 | 前回大会での成績 | 世界選手権メダル |
ジェフリー・ホーフラント | オランダ | 8位タイ | 1kmTT金 ケイリン銀 チームスプリント銀 |
マテウス・ルディク | ポーランド | 9位 | |
エソー・エソー | インド | 初出場 | |
ジャイール・ジョンエンファ | スリナム | 4位 | |
ライアン・エラル | フランス | 初出場 | |
セルゲイ・ポノマリョフ | カザフスタン | 初出場 | |
アジズルハスニ・アワン | マレーシア | 初出場 | |
ジョセフ・トルーマン | イギリス | 初出場 | |
サンティアゴ・ラミレス モラレス | コロンビア | 初出場 | |
トム・デラシェ | フランス | 11位 | |
トーマス・コーニッシュ | オーストラリア | 初出場 | チームスプリント金 |
ジャイ・アングスタサウイット | タイ | 8位タイ |
短距離・女子

(2022年9月16日に公開された画像。エマ・ヒンツェが参加見送り)
事前招待(5選手)

リー ソフィー・フリードリッヒ
当初の発表では事前招待選手として出場する予定だったエマ・ヒンツェが、来シーズンに向けた休養・トレーニングのため参加を見送り。
ディフェンディングチャンピオンの不在で、空席となったリーダージャージ。その座を奪う最有力候補の1人が、同じくドイツのリー ソフィー・フリードリッヒ。前回大会では悔しくも総合2位。世界選手権でメダル3枚を獲得した勢いを、さらに加速させることができるか要注目。

マチルド・グロ
そのドイツコンビを世界選手権・スプリントで破り、アルカンシェルを獲得したマチルド・グロも参戦。
選手名 | 国 | 前回大会での総合順位 | 世界選手権メダル |
リー ソフィー・フリードリッヒ | ドイツ | 2位 | スプリント銀 ケイリン金 チームスプリント金 |
マチルド・グロ | フランス | 6位 | スプリント金 |
ケルシー・ミシェル | カナダ | 3位 | |
マーサ・バヨナ | コロンビア | 4位 | |
シェーン・ブラスペニンクス | オランダ | 12位 |
追加招待(13選手)

タキ マリー ディヴィン・クアメ
U23選手ながらも世界選手権・500mTTで優勝し、アルカンシェルを開催国フランスに持ち帰ったタキ マリー ディヴィン・クアメにも期待が集まる。

(左から)ロリーヌ・ファンリーセン、ケルシー・ミシェル、マーサ・バヨナ
マチルド・グロらとともに、日本の競輪に短期登録選手として出場していたロリーヌ・ファンリーセンも2大会連続で出場。
その他多くの初出場選手が名を連ね、新世代の勢いが感じられるメンバーとなっている。
選手名 | 国 | 前回大会での成績 | 世界選手権メダル |
タキ マリー ディヴィン・クアメ | フランス | 初出場 | 500mTT金 |
ロリーヌ・ファンリーセン | オランダ | 14位 | |
ポーリン・グラボッシュ | ドイツ | 初出場 | チームスプリント金 |
ステフィー・ファンデルピート | オランダ | 初出場 | ケイリン銅 |
ヘッティ・ファンデヴォウ | オランダ | 初出場 | |
ソフィー・ケープウェル | イギリス | 13位 | チームスプリント銅 |
オレナ・スタリコワ | ウクライナ | 5位 | |
ルス ダニエラ・ガシオラ ゴンザレス | メキシコ | 初出場 | |
ウルスラ・ロス | ポーランド | 初出場 | |
クリスティーナ・クロナン | オーストララリア | 初出場 | |
エレナ・カサスロイヘ | スペイン | 初出場 | |
エマ・フィヌカン | イギリス | 初出場 | チームスプリント銅 |
ミリアム・ヴェチェ | イタリア | 8位 |
2021年大会の出場選手についてはコチラ
2021年大会の総合順位:UCI TRACK CHAMPIONS LEAGUE「STANDINGS」