世界選手権金メダリスト、ドミトリエフが王者の風格を見せつける

豊橋競輪場で開催された開場68周年記念豊橋競輪ちぎり賞争奪戦【G3】の最終日、8月22日の9Rにケイリンエボリューションレースが行われ、自転車トラック競技の世界選手権スプリント金メダリストのデニス・ドミトリエフ(Denis Dmitriev/ロシア)が優勝。ドミトリエフの上がりタイム10.5秒、2着の元砂勇雪(奈良/103期)10.4秒、3着 小野大介(福島/91期)10.6秒とハイスピードな争いが繰り広げられた。

最終周回でドミトリエフが中位の外側から捲り、第4コーナーで先頭に。そのままトップスピードを維持し、1着を勝ち取った。2着には妹の元砂七夕美(奈良/108期)のフレームを借りたという元砂は、以前からエボリューションへの斡旋希望を出していたというだけあり、ドミトリエフに3/4車身まで迫る健闘ぶりを見せた。

ドミトリエフ、沖縄パワーが炸裂!?

直前まで沖縄で家族とバカンスを楽しんでいたドミトリエフ。

「仕事は馬だけど、休暇が必要。不死身のポニーじゃないからね(笑)待望のバカンス!休みだ!」とInstagramで綴っていただけに、充実した休養が取れたようで、レースの勝利に結びついたのかもしれない。

ケイリンエボリューションとは

KEIRIN EVOLUTION(ケイリンエボリューション)とは、オリンピック等と同様の国際競技大会ルールに基づく単発レース。使用するピストもフレーム、ホイールがカーボン製のもの。

デニス・ドミトリエフ

1986年生まれ、ロシア国籍のトラック競技選手。愛称はDan(ダン)。主な戦績は2013年世界選手権スプリント銀メダル、2014年世界選手権スプリント銅メダルと2年連続のメダル獲得。2016年リオデジャネイルオリンピックでもスプリントで銅メダルを獲得。2017年のUCIトラック選手権でもスプリントで金メダルを獲得し世界一に輝いた。
Twitter:@dmitrievtrack
Instagram:@dmitrievden

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