8月5日、8月6日と男子チームスプリントが行われた。日本からは長迫吉拓、太田海也、小原佑太が出場した。5日に日本新記録を更新したチームは、更にタイムを更新することに成功したが、メダル獲得は成らなかった。最終成績は5位。

男子チームスプリント1回戦

1日前に大きく日本記録を更新し、再度の記録更新とメダル獲得へ意欲を見せる日本チーム。レースは1回戦第1組で開催国のフランスとの対戦となった。

メンバーを発走台に固定し、緊張が高まる中でレースがスタートしていく。スタート直後、ピストルが鳴らされる。日本チームからフライングスタートの選手がいたとしてやり直しとなった。

男子チームスプリント

再び位置につき、スタートラインから飛び出していった両チーム。しかし今度はフランスチームがフライングしたとして、3回目のスタートに。

3回目。カウントダウンタイマーが「0」になり飛び出していく両チーム。しかし、ここで日本チームの第1走、長迫吉拓がスタートでスリップするかのような形でタイムをロスしてしまう。しかし日本チームは勝ち上がりをかけてペダルを踏み込んでいく。長迫のタイムは17秒690、対してフランスは17秒444と日本に対して一歩リードを得て、第2走へと変わる。

男子チームスプリント

第2走の太田海也は0.1秒と僅かながら巻き返し、ほぼ同時に最終走者へ。コンマ1秒ほどの差を埋めるべく小原佑太が走るが、フランス側の第3走者は「3走スペシャリスト」のライアン・エラル。差が詰まらないままフィニッシュラインへ。

両者がほぼ同時にフィニッシュした形となったが、最後まで日本の逆転は起きず。フランスが42秒376、日本が42秒569とコンマ2秒ほどの差でフランスが先着。

本はメダル決定戦に進むことはできずに、ドイツとの対戦する5-6位決定戦回りとなった。

今大会2度目の日本記録更新 底力を見せた日本チーム

男子チームスプリント

メダル獲得の可能性は無くなったものの、5-6位順位決定戦では負けられない日本チーム。レース前に立て直した長迫が飛び出すと、スタートと同時に本来の猛ダッシュを見せて17秒140の好タイムで太田へ交代する。

この時点でコンマ1秒ほどのリードを得た日本チームは、第2走の太田と第3走の小原と僅かにリードを広げる好走を見せて、ドイツに先着。

男子チームスプリント

フィニッシュタイムは42秒078で、前日の予選で出した42秒174を上回るタイムで日本新記録を塗り替え、最終成績を5位とした。

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