毎年12月28〜30日の3日間に渡り開催される、競輪界最大のイベント『KEIRINグランプリ』シリーズ。初日(28日)に『ガールズグランプリ』、2日目(29日)に『ヤンググランプリ』、そして最終日(30日)に『KEIRINグランプリ』が実施され年を締めくくる。
本記事では、『ヤンググランプリ2021』出場選手の「スポーツ歴」にフォーカス。「ヤング」という名前の通り、日本競輪選手養成所を卒業して間もない若手選手のナンバーワンを決める大会。
選手の中には以前やっていたスポーツから転向して間もない選手も。選手のバックボーンを知り、年間最後にして最高の戦いを楽しもう。
山口拳矢
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(左)父・山口幸二(右)山口拳矢
岐阜、117期の山口選手。2021年は初のG2優勝となった共同通信社杯やルーキーチャンピオンレースで優勝。賞金ランキングではTOP9に入り、KERINグランプリへの出場にあと1歩まで近付く活躍を見せている。
元競輪選手の父・祖父を持ちながらも、中学高校はサッカーをやっており、大学入学後に養成所の入所試験を受験。
小学校から高校まで「蹴る」スポーツをやっていた山口選手。同じ「脚」を使う競輪にもその経験が活かされている……かもしれない。
2021年の主な競輪獲得タイトル
第37回共同通信社杯(G2)
第117回生ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞)
寺崎浩平
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福井、117期の寺崎選手。自転車トラック日本ナショナルチームにも所属する寺崎は、2021年11月に開催された世界選手権に出場し、世界との走りも経験した。
東京2020オリンピックにも出場した脇本雄太選手と同じ高校出身。高校時代から自転車競技部に所属し、インターハイのスクラッチなどで優勝している。大学在学時には、全日本権大会のマディソンで優勝と、主に中長距離で活躍していた。
2021年の主な成績
2021世界選手権トラック出場
第90回 全日本自転車競技選手権大会トラックレース・スプリント優勝