レースレポート
先頭を取っていた新山-新田-菅田-大槻のラインに、吉田-平原-諸橋が迫る。残り1周半、先頭の新山-新田は変わらないものの、3番手から吉田ラインが入り、新山ラインは分断された形に。
残り半周を前にして吉田が仕掛ける。しかし前まで上がることができず、変わって平原が前へ。前方では新田が先頭となり、残り1/4周付近では新田、平原、諸橋の並びに。
しかし最終ストレートで諸橋が転倒。1着平原、2着新田の順でフィニッシュしたが、審議の結果新田は失格と判定され、2着大槻、3着菅田となった。
競走結果
着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B | 個人状況 |
1 | 9 | 平原康多 | 11.5 | 差し | |||
2 | 8 | 大槻寛徳 | 2 車身 | 11.4 | 差し | ||
3 | 6 | 菅田壱道 | 1 車身 | 11.4 | |||
4 | 2 | 山田庸平 | 1/2車身 | 11.6 | |||
5 | 7 | 野原雅也 | 2 車身 | 11.7 | |||
6 | 5 | 吉田拓矢 | 8 車身 | 12.5 | |||
7 | 4 | 新山響平 | 8 車身 | 13.6 | H | ||
8 | 1 | 諸橋愛 | 落携入 | ||||
3 | 新田祐大 | B | 失格 斜行 入線順位:2 |
平原康多 インタビュー
4日間のあたたかい声援、ありがとうございました。展開的に後ろになってしまい、厳しいかもと思いましたが、ラインの力で勝つことができました。
Q:今年は苦しんだ年でした。
そうですね、頑張っても頑張っても落車で、うまくいかないことが多かったです。なんとか立て直せたと思います。
Q:吉田選手も頑張ってくれましたね。
それが何よりですね。タダで番手を回っているわけじゃないですし、ラインじゃなくちゃ勝てません。(吉田)拓矢はだいぶ気をつかってくれましたね(笑)
Q:ゴールした瞬間はどのようなことを思いましたか?
諸橋さんが突っ込んできたので、これはワンツーかもしれないと思ったんですが、転んでしまって。それが本当に心残りです。新田も強かったです。
Q:平原選手にとって、新潟は第二の故郷とも言える場所です。
新潟の弥彦でG1優勝できる選手になれるとは思っていませんでした。感慨深いです。
Q:ファンが待ち望んだG1制覇です。
大した成績も残してないのにファン投票1位に選んでいただいて、期待に応えられなかった1年でした。ここにきて期待に応えられて良かったと思います。
KEIRINグランプリは後輩の宿口と一緒に走れそうなので、頑張りたいです。
Q:最後に、ファンの皆様に一言。
おかげさまで優勝することができました。まだ競輪祭とKEIRINグランプリがあるので、そこでも優勝を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。