2月28日からオランダ・アペルドールンで開幕したUCIトラック世界選手権2018。最初を飾る種目は女子チームパシュート。予選は13チームが出場し、ベスト8までが1回戦へ進出する。予選出場メンバーの顔ぶれから、各国が世界選手権に向けて力を入れてきたことが十二分に伺えた。
日本からは梶原悠未、古山稀絵、橋本優弥、中村妃智が出場。今シーズンはワールドカップ第2戦、第4戦と銅メダルを獲得した、期待の日本チームは8番目のスタート。
3番目スタートのアメリカが、早々に驚きのタイム(4分18秒836)をたたき出し、暫定トップへ。ここからアメリカのタイムを上回るべく各チームがしのぎを削ることとなった。
8番目にスタートする日本チームまでにアメリカを上回るチームはなし。
いよいよ日本チームがスタート。
しかし、序盤にペースを作っていく中で中村がスリップし落車してしまう。残りを3人で走った日本チームのタイムは4分30秒955と大きくアメリカから離されてしまう。
続くフランス。フランスも日本チームと同じあたりのコースで落車、走りきれずに再走となる。その後はニュージーランド、アーチボルドやトロット擁する注目のイギリス、カナダ、イタリアと走るがアメリカのタイムを上回れず。そして全チームが走り終えると日本チームは予選通過ギリギリの8位となった。
しかしここでフランスが再スタートをすると、日本チームを最後に1秒ほど上回るタイム(4分29秒627)として7位でフィニッシュ。その結果、日本は9位に押し出されることになり、世界選手権予選敗退が決まった。
女子チームパシュート 予選リザルト
順位 | チーム | 選手名 | TIME |
---|---|---|---|
1 | アメリカ | VALENTE Jennifer CATLIN Kelly DYGERT Chloe GEIST Kimberly |
4:18.836 |
2 | イギリス | ARCHIBALD Katie BARKER Elinor KENNY Laura NELSON Emily |
4:19.177 |
3 | イタリア | BALSAMO Elisa PATERNOSTER Letizia FRAPPORTI Simona GUDERZO Tatiana |
4:21.543 |
4 | ニュージーランド | BUCHANAN Rushlee BOTHA Bryony JAMES Kirstie SHEATH Racquel |
4:23.530 |
5 | カナダ | BEVERIDGE Allison BONHOMME Ariane FOREMAN-MACKEY Annie ROORDA Stephanie |
4:24.071 |
6 | ドイツ | STOCK Gudrun BECKER Charlotte BRAUSSE Franziska BRENNAUER Lisa |
4:26.746 |
7 | フランス | BERTHON Laurie DEMAY Coralie BORRAS Marion le NET Marie |
4:29.627 |
8 | ポーランド | PIKULIK Daria PAWLOWSKA Katarzyna KACZKOWSKA Justyna PLOSAJ Niko |
4:29.799 |
9 | 日本 | 梶原悠未 古山希絵 橋本優弥 中村妃智 |
4:30.955 |
10 | 中国 | WANG Xiaofei LIU Jiali MA Menglu WANG Hong |
4:32.389 |
尚、女子チームパシュートは2日目に勝ち上がった8チームで表彰台を争う。果たしてアメリカはこのまま勝ち残れるのか?