2021年8月10日から15日にかけていわき平競輪場にて開催された『第64回オールスター競輪(G1)』で、BMXでジュニア世界選手権へ日本代表として出場経験も持つ古性優作がデビュー10年目で自身初のG1タイトルを獲得。優勝賞金4694万円(副賞含む)と、年末のKEIRINグランプリ2021への出場権を手にした。

オールスター競輪はファン投票上位にランクインした選手たちが出場する。自転車トラック競技ナショナルチームからは、東京オリンピックから直行した新田祐大、脇本雄太、小林優香ほか、男女計10人が参加した。

本記事では最終日の決勝戦ほか、ナショナルチームメンバーの出走レースをレポートする。

11R 決勝戦(脇本雄太・新田祐大・深谷知広)

1番:新田祐大

枠番 車番 選手名 府県/期別
1 1 新田祐大 福島/90期
2 2 脇本雄太 福井/94期
3 3 平原康多 埼玉/87期
4 4 古性優作 大阪/100期
5 佐藤慎太郎 福島/78期
5 6 中川誠一郎 熊本/85期
7 守澤太志 秋田/96期
6 8 成田和也 福島/88期
9 深谷知広 静岡/96期

残り1周半を前に、まず動いたのが深谷。

その動きに乗り脇本が上昇。連携する古性、さらに単騎の平原がそれに続く。

残り1周では脇本-古性、平原の後に、新田-佐藤-守澤-成田の東日本ラインが続く。深谷は弾き出される形で、後方へ下がってしまう。

残り1/4周にかけて新田が前を目指すも、先頭までは届かず。

脇本の番手から追い上げた古性が1着、2着に脇本とラインでワンツーを決めた。

3着は守澤、新田は5着、深谷は9着。

競走結果

車番 選手名 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 4 古性優作 11.2 差し
2 2 脇本雄太 1 車輪 11.4 逃げ HB
3 7 守澤太志 1/4車輪 10.9
4 3 平原康多 タイヤ差 11.2
5 1 新田祐大 微差 11.2
6 5 佐藤慎太郎 1 車輪 11.0
7 8 成田和也 1 車身 10.9
8 6 中川誠一郎 1/8車輪 10.7
9 9 深谷知広 大差 12.6

古性優作インタビュー

応援ありがとうございます。信じられない、夢みたいな気持ちです。

Q:脇本選手との連携でした。

全面的に信頼して走りました。心強かったです。最後の直線は足がいっぱいで、きつかったです。

Q:3年前のオールスターでも脇本選手と連携。今回は古性選手が優勝となりました。

その時は脇本さんが優勝しましたが、ラインとしてはご迷惑をおかけしました。今回はしっかりと期待に応えたいと思い、がんばりました。ワンツーが決まって、最高の結果だと思っています。

Q:応援してくださったファンの皆様にメッセージを。

ファンの皆さんのおかげで、オリオン賞という自分にはもったいないような舞台からスタートすることができました。そこからリズム良くこのような結果になったと思います。本当に応援ありがとうございました。

新山響平、寺崎浩平

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