2021年6月7日〜9日、日本競輪選手養成所にて第121・122回生の第1回記録会が実施された。本記事ではトラックナショナルチームに所属する面々や、これまでトラック競技で活躍してきた選手にインタビュー。記録会を終えた感想を伺った。

近谷涼

トラックナショナルチーム(中長距離)所属

200mFD 400mFD 1000mTT 3000mTT 総合評価
タイム 順位 タイム 順位 タイム 順位 タイム 順位
11″57 70 23″82 67 1’09″55 32 3’46″56 1 C

Q:ご自身としては、結果はいかがでしたか?得意なはずなのに上手くいかなかった、逆に案外上手くいったなどありますか?

しっかりとしたタイム計測はこれまでしてなくて、どれも未知数ではあったんですが、もうちょっとタイムを出したかったです。鉄の自転車は進め方が難しく、目標タイムに届きませんでした。

200、400mに関しては「白キャップタイムに届けばいいな」と思っていたんですが、両方ともわずかに足りなくて、悔しい思いをしました。また修正して、克服したいと思います。

※タイムによって帽子色の区分がされる

Q:競輪の自転車で走るのはいかがでしたか?

養成所に入って毎日乗るようになって、徐々に体に馴染んできました。カーボンフレームとの感触の違い、進め方など、少しずつ適応していると思います。9月に第2回の記録会が予定されていますが、それに向けて踏みこなしていけたらと思います。

Q:自転車に慣れればタイムも上がるということでしょうか?

それもあると思いますし、フィジカル面でもまだ鍛えるべきところが多いです。ひとつひとつ課題をクリアしていきたいと思います。

Q:記録会で、見ていて印象的だった他の候補生はいますか?

今回生はここ数回生と比べても、平均タイムがすごく良かったそうです。素晴らしい選手が集まっているので、みんながライバルだと思っています。みんなすごい選手だと思います。

【第1回記録会 能力別編成比較表】

S(金) A(白) B(黒) C(赤) D(青) 欠課 総候補生
115回生 0人 9人 25人 0人 35人 2人 69人
117回生 2人 11人 17人 5人 37人 0人 72人
119回生 1人 29人 19人 6人 15人 2人 72人
121回生 4人 26人 30人 3人 8人 0人 71人

Q:ここまでの養成所生活で、すでにトレーニングや授業など行っているかと思います。特にきついトレーニングはありましたか?

まだ本格的なトレーニングには入っていないんです。今のところは慣らし段階で、これから辛いトレーニングが待ち受けていると思います。

Q:今回の結果を経て見つけた課題を教えてください。

低速からのダッシュ、スピードと、30秒から40秒のもがきの領域が劣っていた、苦手だということが明らかになりました。その点をこれからのトレーニングで克服していきたいです。

Q:次回の記録会の目標を教えてください。

ゴールデンキャップのタイムを目標に、トレーニングに励んでいきたいと思います。

一丸尚伍

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