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強い味方、融雪装置・・・だけど?
まずご紹介するのは、富山競輪場のマスコット・ライちゃんが2020年12月16日にしたツイート。日本各地で雪が降り、朝には「遅刻確定」がTwitterトレンド入りした日だ。
富山競輪場に雪が降ったラーイ❄️雪かき頑張るライ😉
バンクは融雪装置があるから安心ラ~イ☺️ pic.twitter.com/vwV5TpuNEc— ライちゃん (@raichan_toyama) December 16, 2020
温暖な地方の方には馴染みがないであろう「融雪装置」。暖かい地下水を汲み上げて放水するタイプもあるが、福井競輪場にあるのは水道水を放水するもの。
バンクの外側全体に水道管があり、そこから1m間隔で水鉄砲くらいの強さで水道水が放水され、雪が下に落ちていく。しかし気温が低い時はただ放水しても凍ってしまうので、バーナーの火で溶かすような対応もするという。
融雪装置で落とした雪は下に溜まっていくが、それは人力の雪かきで除去される。そのほか来場者の通行スペースなど、融雪装置がないところはすべて人力での雪かき。職員はいつもより早く来て対応を行うが、やる範囲が広く、時間もかなりかかるとのこと。大変だ・・・!
おはようございますライ!雪かき完了ラーイ😉開門ラ~イ! pic.twitter.com/UiU7vNk3jG
— ライちゃん (@raichan_toyama) December 17, 2020
「さすが雪国、設備が違う!」と思いきや、実際はかなりの部分が人の手で雪かきされている。競輪場で働く人々の血と涙と汗の結晶、それが冬の競輪場なのだ。
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