2020年7月28日~8月2日、オリンピック本番を想定し、トラック競技日本ナショナルチームによる「予行練習」が伊豆ベロドロームで非公開にて実施された。
これはオリンピック本番と同様の日程・タイムスケジュール、レース前の準備など、全てを本番同様に行ったものである。

※非公式の練習として行ったものです※

More CADENCEは幸運にもオフィシャルとして取材を許可され現場で取材を行った。この記事では大会が無い状況の今、唯一のアピールチャンスとなったナショナルチームBチーム同士が対決した最終日の男子ケイリン(7-12位決定戦)についてお伝えする。

出場したのは以下の選手たち

新山響平
山﨑賢人
寺崎浩平
高橋晋也
小原佑太
菊池岳仁

ナショナルA&Bチームの短距離男子が総出で行われた男子ケイリン。
レースは各回戦の順位に関係なく、1回戦→敗者復活戦→2回戦→準決勝→決勝(Aチーム6人) or 7-12位決定戦(Bチーム)と、オリンピックを走る脇本雄太&新田祐大が1年後に迎える本番を想定したものだ。

7-12位決定戦はBチームのメンバーにとって、この「予行練習」の最後のレースとなった。

レースの並びは高橋-新山-山﨑-菊池-寺崎-小原で進む。
ペーサーが退避し残り3周。まずは新山が高橋をかわして先頭へ出て残り2周。

新山の後ろには山﨑が2番手、そして寺崎が3番手でレースが進む。残り1周を切っても位置関係はかわらなかったが、残り半周となり、2番手の山﨑が外から新山に並びかける。最終ストレートでは山﨑と新山の一騎打ちとなったが、この勝負を制したのは山﨑。2着に新山、3着に寺崎という結果となった。

山﨑賢人&寺崎浩平インタビュー

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