1ページ目へ

2/2 Page

トラック競技 太田りゆ

ガールズケイリン選手で、自転車トラック競技日本ナショナルチーム所属の太田りゆ選手。以前More CADENCEのインタビューでも、運動が得意だった幼少期を語ってくれた。

【前編】太田りゆインタビュー・“浮く”ほど足が速かった保育園、ギャルでも腹筋割れてた大学時代

太田選手は「筋肉質がコンプレックスだった」と話す。

小さい頃から筋肉質で、気付いた時にはふくらはぎが『子持ちししゃも』。ふくらはぎだけじゃなくてお腹もバキバキだったし、肩幅もすごかった。『男みたいな背中だね』と言われてショックを受けたりもしました。

でも今は環境的にもそういう部分を全部受け入れてもらって、むしろ褒めてもらえるようになったので、全然コンプレックスじゃなくなりました」

以前は足やお腹を隠すファッションをすることが多かったが、最近はむしろ出していく方向に切り替えている。

総合格闘技 山口芽生

アジア最大級の総合格闘技団体『ONEチャンピオンシップ』に所属している山口芽生選手も、同じく筋肉質がコンプレックスだったと語る。

「私も子どもの頃から筋肉質で、抱っこすると重すぎるから『漬物石』って呼ばれていました。超筋肉質だから、太ももが太いのはコンプレックス。でも鍛えて、パフォーマンスすることでで自信をつけるにつれ『見せてもいいかな』と思うようになりました」

元陸上選手のモデル 上梨ライム

モデルとして活躍し、PUMAなどにも起用された上梨ライムさん。10年間陸上競技をやっていた過去を持つ彼女は、ハーフならではの悩みをあげた。

「見るからにハーフで、陸上でも見た目で速そうと思われました。人の視線が気になったし、体型や筋肉の付き方が違う点もコンプレックスでした。でも大人になるにつれ、自分の良さを必要としてくれている場所を見つけられた。今では全てが強みです。情報を仕入れることで視野が広がり、マインドが変わっていきました」

陸上 石塚春子

陸上400mハードル20歳以下の日本記録保持者で、月井選手が「よくnoteがバズる」と太鼓判を押す石塚春子選手は、無月経が当たり前だった環境について語る。

「私は運良く骨密度もあって、生理は止まりませんでした。でも周りは止まってる子が多かったですね。骨折も日常茶飯事で、腰の骨を疲労骨折してる人もいて本当に可哀想でした。

無月経の子達は、コーチには相談してませんでしたね。『生理が止まることよりも、体重が増えて走れなくなることの方が怖い』という子も多かった。今ほど生理について意識を高くして話し合うことがなく、まず関心が低かったのだと思います。『何年も生理が止まること』の重大さが認識されていませんでした」

空手 月井隼南

第1回から参加で、現在は母の母国であるフィリピンの代表としてオリンピック出場を目指す空手の月井隼南選手。

今回は司会進行役だったこともありパーソナルな話は少なかったものの、化粧品の話題では他のメンバーとともに大盛り上がり。石塚選手が「気になっている」と話すクレンジングを月井選手・太田選手が共に愛用しており、2人で熱烈なプレゼンをする場面もあった。

気にはなるけれど、なかなか聞くことができない女性アスリートならではの悩み。貴重な会となったのではないだろうか。

次回は6月14日(日)

次回は「応援する者×される者」をテーマに、6月14日(日)の20時から開催予定。詳細の確認・申し込みはpeatixから行うことができる。